おんなもすなるにきというものあり③
*日記*
・タラの芽 少し葉が拡がる。
水をゆるく寒天でとじたよう
な感触。
・カラスノエンドウの花が咲いたものは取る。
除草後に積んでおいても種ができる。
開花を終えるとアブラムシの養成施設のよう
になる。
根を見ると根粒菌がたくさん。大きいものは
小豆ほど、小さいものはケシ粒ほど。
・アマガエルと殿様バッタの幼生が跳ねる。
ぼてぼてと跳ねる。本気で逃げてない。
バッタの目がきらきらしている。あれが単眼
だったら、と想像するとゾーッ!とする。
カエルの色がさまざま。
壁にいたものは白、濡れた土にいたものは濃
茶、渇いた土にいたものは薄茶、フェンネル
の若葉にいたものはエメラルド。
・てんとう虫が手にやってきて、何分かそのま
ま。その間、顔をコシコシと洗い、目の前の
もの(私の皮膚)をなめて、排泄!をした。
・玄関ドアの隅に母グモがいて、庭にお帰り頂
いた。もうあたたかいから、いいだろう。
*日記終わり*