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~序章(Prologue of "ExSurvivor Blaze-on BLAST")~
太古の昔より、人類は闇を恐れ、闇に怯えていた。
だが、人類は科学を発達させ、人工的に光を作り出すことに成功した。
そして闇は人工的に作り出された光の前にかき消された。
人類は闇に打ち勝ったかのように思われた。
しかし、人工的に作り出された光によってかき消された闇は、闇を克服したはずの人類の心の中に潜り込み、かつて人類が恐れ怯えていた闇よりもはるかに暗い、絶対的な闇を作り出したのである。
そんな絶対的闇の中から、『デス(Death)』と呼ばれる魔物が出現した。『デス』とは、人類の心の中に潜む絶対的な闇の中から生み出された、闇への畏怖を忘れた人類を襲う『人類の天敵』であり、人類に闇への恐怖を再び想起させる存在なのである。
だが、闇から生まれた人類の天敵、『デス』を狩る者がこの世界に出現した。
『デス』を狩るために変化、そして進化――『変進』――した者。それを人類は『イクサバイバー(ExSurvivor)』と呼んだ。