理想への導入
アアルの旅路を読んでくださった皆さんに感謝を(これを見ている人がいない現実)
アアルの旅路の2シーズン?的な今作。
楽しめる方は楽しんでください!
楽しめない方は…ここまで読んでくださってませんよね(確信)
なるべく多くの人が楽しめる、そんな物に、私はなりたい()
さて、俺はあの戦闘・・・結局とどめを刺したのは俺ではなかったわけだが、それでもまあいいかなってことで元の場所、理想郷へと帰ってきたのだ。
そして・・・えっと・・・へイルダムさんだっけ、そいつの伝言を伝えにもう一度妖族の街もとい遊園地に行ったんだ。
そしてイデアに「クソ仮面野郎」さんのことを話したんだ。
それで終わり、さあ、次の街へ・・・
だったらよかったのだがな。
「仮面野郎じゃと!?それにへイルダム!?こうしてはおれぬ、わらわは行ってくる!」
そんなことを言って消えってしまった(例えではなく本当に消えた)。
呆気に取られていると、そこであの声が聞こえた。
ーー((きこえていますか?))--
「お久しぶりです。ところであなたは誰ですか?」
「マスターどうなさいましたか?少しお疲れのようですが、まさか幻聴が聞こえていたりしませんよね?」
「アアルちゃん何言ってるの?聞こえるでしょ?この直接脳内に話しかける感じ…」
「徒花様。私には聞こえませんが…」
「私にも聞こえなーい」
・・・
「なんだ気のせいか」
「お兄ちゃんがそう言うならそうなんだよ、私の中ではね。」
鈴蘭が( ー`дー´)キリッって感じで言ってる。写メ取りてえ。
ーー((・・・その、私の名はアイティオピアと言います。))--
アイティオピア・・・えっアイティオピア!?
「あれ?やっぱり聞こえるな。」
「お兄ちゃん(ry
「マスターはどうやら疲れていらっしゃるようですね、ささ、こちらへどうぞ。」
「すまんが今聞こえている声、どうやらアアルよりやばいやつの声みたいでな。ちょっと2人にさせてくれ。」
「私よりも、というのがなにか嫌な感じはしますが・・・了承しました。」
わかってくれてなによりです。
ーー((さて、何から話せばいいのでしょうか・・・))--
「とりあえず、こっちはあなたの子供達は元気そうですね、とお世辞を言ってみるかな。」
ーー((お世辞と言ってしまうのですね…))--
「まあそんなことはいいんだ重要なことじゃない」
ーー((そうですね。では今から起きることについて説明させて頂きます。))--
「ん?なんか起きるのか?」
ーー((これから異世界転移が行われます。))--
「唐突すぎてちょっと何言ってるかわからない」
ーー((そこでお願いがあります。))--
アーアーキコエナーイ
ーー((その、仮面の人に伝えてほしいことが…))--
「え?またあいつが関わってくんの?」
ーー((仮面の方にこう言ってください))--
そしてその言葉を聞いた瞬間、俺は浮遊感に包まれた。
そして一瞬の後意識を失った。
誰かの声が聞こえる
「これで全員だ。あとは本人たちの好きにやらせてくれ。」
聞き覚えのある声だ
「わかりました。貴方様のお願いでしたら、なんなりと。」
老婆の声。って気がする。
俺は目を開けた。
空は青く、雲が白い。
「やっと目が覚めたか。遅いぞ徒徒」
「徒徒じゃなくて徒花…」
最後の方声が小さくなったのは、その光景に驚愕したからだ。
俺は馬車…ではなく亀車に乗っていた。
大きなゾウガメみたいなのが引いている(今は停車しているが)馬車みたいな。
ちなみに俺の服装は相変わらず制服だ。
そして「懐かしい声」の正体は
「どうした?死んだか?」
そこにいたのはpersonaだった。
「会いたくなかったぜクソ仮面野郎」
「ここまで送った俺にひどい言いようだな。大体なんでこの世界にいるんだよ。」
「お前が言うな…あ、あと伝言」
「誰からだ?」
「アイティオピアとかいうやつから」
「ふーん…で?伝言ってのは?」
「狐にAAと私にAお願い…だってさ」
「なるほど。大体納得。」
「ちなみに意味は?」
「狐、もといイデアに油揚げと私にあんみつ作ってってこと。」
「おまえ料理人だったのか」
「いや、なんか上手いだけ。てか話はそれだけか?」
「あ、あと一つ。ここってどこだ?何をすればいい?あとアアルとか鈴蘭は?」
「ここは理想郷、お前は学校にでも行けばいい。あと
そのとき、沈黙を貫いていた(話に参加できなかっただけ)老婆…の後ろの建物のドアが開いた。
建物は相当な資金で作られたのだろう、なかなか豪華そうだ。
そして開いたドアから出てきたのは
「マスター!夢ではありませんよね!マスター!マスター!」
超笑顔のアアル(メイド服)
「おにいちゃあああん…遅いぃ…」
号泣の鈴蘭(白ワンピ)
「かつばな…さん…おひさ…しぶ…り?…です」
緊張した様子のアンヌン(今まで気にしなかったが、ドレスだと思う(適当))
「お待ちしておりました、徒花様。」
冷静なメリー(豪華絢爛なドレス姿)
「え!?ちょ!?なんで貴方がここにいりゅんですの!?」
挙動不審なマリー…
「いやお前こそ何故ここにいるんだよ!?」
「かっくーーーーん!!!!」
ズドッゴキッメキァァ…
そして死角から強烈な衝撃、輝井ちゃんか・・・
あれ?意識が・・・?
「せいぜい足掻けよ徒徒…この世界を楽しめ。」
くっそ…あいつに小1時間くらい問い詰めたかったのに…
あ、ダメだこれ。
これが現状。俺は意識を失って倒れた。
この先何がわからない、とりあえず死なないようにしないとな。
そんな決意を固めた俺に降りかかる運命は、酷く残酷なものだった。
眼を開けたとき、俺は…
旅続くと思った?思った?残念!続きませんでした!今回は旅要素無い(はずだから)ね!仕方ないね!