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俺達が魔法を使う理由  作者: イイコワルイコ
その2、応用テクニックで強さ先取り
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寝る子は育つ part3



「こいつが俺の…」




「魔法だぁぁーーーーーーーっ!!」



((イーヴィル・イーター))




《魔法?勇者が魔法?どういう…》



ザッパァァァン!


…ザシュンッ!ザシュンッ!


《斬撃を飛ばしたのカ!》


(())ウォーター・ショット(())



パァン!パァン!


ビュンッ!!



《…スイの魔導を受けてこの速さ…!》




「その罪…万死に値する。」

「我が名において命ずる!その命!」


「悲しく…散らせ…!」


((イーヴィル・イーター))




ズババァァァァァァァンッ!!!





…あぁー…ぴったり燃料切れ。

…着地…いっか。


ーーーグキッ、バタン。ーーー


…うわ、間違いなく大ケガ…


でも…もういい…満足した………



ッボト。



魔法剣…ありがとな…お前が主役みたいなもんだったな。

妖刀の型も…カッコよかった。


…あぁ…死ぬ時って寝る感覚なのかな…





…ッピシ!ピキピキ…


……パァン!



………………。







「おいおいおい…なんだこりゃあ!」


「戦場の部分だけ川が干上がってやがる!ヒカリ!お前は勇者探せ!」


「はい!!!」



「…ナギ君!…ナギ君どこ!」



……………。



「…ん…、ん…」


ポタポタ…って何が顔に、雨?



「…こいつぁ…びっくり。さすがヒロインだな…」



「…!!大人しくしててね、っ。すぐ病院に連れてくからね…」


「このままでいいよ…膝枕に、絶景。このままがいい。」


「何言ってんの!痛みは!?足の感覚無い!?」


「…へ?」


…はい、カメラさんここ大事だよー


そーっと足元に…そーっと…


あ、予想通り大惨事。



「ぎゃああああああああああ!!!!」


「大丈夫!?」


「痛いいいいいいい!痛い痛い痛い!あれ、痛くない。」


「え?」


「………。」


足元に視線をチラッ…


「うぎゃあああああああああああああ!!」


「ナギ君!」


「………。」


「しっかりして!ナギ君!」




……………。




「……のど、乾いた。」


…って、ここどこーーー!?


あ、病院か。


足に包帯グルグル巻きー。


両足がダメな方向に折れてたもんね。


血だまりと逆向きに折れた足見て、発狂して気絶したのか…


「俺もうグロ映画何見ても負けないわ」



「夏野さん起きたんですねー!痛みとかありますか?」


…病院といえばナース!ナース!

妄想にありがちなラッキースケベが…


「チェンジで。」


「え?」


「あ、なんでもないです。今のとこ平気です。」


「そうですか、何かあったらそこのナースコールで呼んでくださいね。お母さんは今こっちに向かってますから。あと、面会の方がお待ちですけどどうしますか?」

「大丈夫です、面会お願いします。」



…大丈夫です。ってyesでもnoでもあるよね。

日本語のニュアンス問題。

とりあえず当たり前に若い女の子のナースを期待したのは反省だわ。



「…ナギ君!」


「病室!ここ病室だから!静かに!」

「お前のがうるせぇじゃねえかよ、意外と元気そうだな」


「バ、バカ様…お前も来たのかよ」

「ナギ君だけじゃ危険だからバガ様にも助けてもらおうと思ってすぐに引き返したの。」

「そしたら戦場はデタラメな破壊のされ方、それにお前は瀕死状態で後処理も大変だったぞ、おい!」


「そ、そりゃあ魔王相手だったからな…」

「魔王か…どんなだった?」

「なんだよ、バカ様は魔王は未経験?え?魔王童貞なの?ww」

「魔王なんてそうそう出てこねぇだろうが!いいから何があったか話せ!」


「童貞に分かるかなー…これ、童貞に分かるかなー!!」


「ナギ君、話して。私じゃ分からないかもしれないけど…」



……え。


…それはー…つまり。


宣言!


「でよろしいか?」

「何がだ!いいから話せよ!早く…」


「ごめんなさいごめんなさいゴリラパワーで抓るのやめて千切れる、お腹千切れる!痛い痛い痛い痛い」



……………………………。



「死に戻りだぁ!?それがお前の技なのか!?」


「…あの時の策って、その死に戻りの技で…一度戦闘の結果を見たから…」


「そういうこと。でも死に戻りが技って…色々ダメだと思うんだよね、なんか著作権的に。あ、そうだ!2人に聞きたいことがいくつもあるんだよ!教えてくれ!」



…………。



ーエリアー

※担当区域。勇者は1人ずつ、他に戦える者が居ればその所属の数は問わない

※魔物は都内にしか出現しないらしい

※俺のエリアは1番安全で魔物の出現頻度、種の強さが最低



ー戦場ー

※魔物、勇者は戦場から逃げられない。ギルドが総出で調査中…

※広さはその時々、その場所が結界で四角く隔離される



ー勇者…2ー

※勇者はそれぞれ固有の"技"を使える

※レベルに合わせて"技"も成長する



ーその他ー

※人間は精神耐性の有無によって魔物出現時に言語や行動に影響が出る

※国のお偉いさん方には魔物等のことは認知はされていない。



…結構聞いたな。メモ無くしたらめんどくさいやつだ。



「ねぇ、説明書無いの?」

「ねえよ!説明が要る人間がすくねえだろうが!」

「うーん、そのうち忘れそう…こことここ話が違うぞ!って言われそう」

「何言ってんだ?」

「なん!でも!ない!…ところでバカ様もう帰ったら?男2人っきりとかホモいんだよ。否定はしないけど俺はそっちじゃねえ。」

「ああ!?俺だって男に興味はねえよ!」


「他の方に迷惑ですので、病室ではお静かにお願いします」


「「すみませーん」」



ヒカリたんも負傷してたからね。

簡単な手当てを受けに行ったよ。



「言われなくても帰るさ。そうだ、帰る前にお前に聞きたいことがある」



「ん?なんだよ。俺の技は死に戻り説とかなんでお前の技が使えたとかは何度も言ったけど分かんないって」



「いや、その事じゃない」







「お前、魔王の遺体はどこやった?」






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