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俺達が魔法を使う理由  作者: イイコワルイコ
その1、序盤はレベル上げ
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初顔合わせ



奇跡の勝利を収めてから1ヶ月。


夜な夜な学校の校庭で訓練を積み。


たまーに現れる魔物との戦闘もコバンザメして。



「もーらーったぁあああああ!!」

ズバズバッ!ズバァ!!



《ヴァァァァァァァ!!》



「っは。キマッたな。」



ついに人生初遭遇したあの蓮コラ粘土をソロで討伐出来たわけよ!

あれから剣を扱うようになったんだけどさ、この魔法剣が超便利。

なぜなら!

剣を振る筋力さえあればほとんど剣が戦ってくれる!www

体を操ってオート操作でバトルしてくれるスグレモノ!


そう、俺自身はそんなに成長してないかも。



「どうかしら?経験値稼ぎはそろそろ終えてもいいかもしれないわね。」

「ヒカリさんもそう思う?この何日かほとんどレベル上がらなくなったんだよね」



魔法剣様にオートレベル上げを任せてからというもの、素振りだけでもレベルが上がり、魔物を切ってレベルが上がりでウハウハだったんだけどねぇ。


「17レベかー。ここからはもう少し強いのと戦わないとダメなのかな」

「むしろやりすぎなほどよ?私は10レベルで修業は1度切り上げてるんだから」



ーレベルー

※お馴染みのステータス要素

※明確な数字とかは知ることが難しい

(不可能ではない)

※身体能力が向上していくのを自覚出来る

※一部の魔法や戦闘技は一定のレベルで開放される物もある




「いけるならレベルカンストさせてもいいんだけどねぇ…さすがにもう渋いね。」



俺の住む…あぁ特定怖いから都内某所ね。

気が効いてんのか知らないけどいわゆる雑魚しか出ないみたい。

最初の村近辺みたーいすごーい。

蓮コラ粘土とスライムの2種だけって退屈すぎるわー。



ー魔物ー

※どこからともなく現れる

※原則、魔王に従う

※正式名称はアルファベットで表記、現在23種確認。

なので今んとこ魔物最強はW。

※稀に人間の言葉を話せる魔物が現れることもある

※アルファベットでなく見た目などから俗称で呼ぶことも多い

※謎の結界や人間への影響など解明出来てないことが多い



「ねぇ、ダンジョンとかないの?」

「ナギ君、魔法剣が便利だからって頼りすぎはダメよ?」

「でも武器の戦闘習おうにも戦士が友達じゃないんだもの!魔法は使えないんだもの!勇者with魔法剣でいいじゃない!勇者は魔法剣。魔法剣が勇者。」

「何言ってるの?」

「わっかんない。」



「魔法剣もあるし、私も居る。だから、そろそろ他の勇者様に会いにいってみる?」

「あー、そうくる?まぁ挨拶もしとかないとだよな、先輩勇者にスキルのアドバイスもらえれば大きいしな。」

「じゃあ…ここから一番近いし、バカ…バガ様のとこへ行きましょう。」

「なに、そいつバカなの?ねぇ、バカなの?」

「あ、会えば分かるわ…」



電車ってさ、便利だよね。

だけど…人が多いのってそんな好きじゃないというか。

満員電車痴漢とかってさ、性癖持ったやつの妄想とか映像作品だからギリギリアウトぐらいでさ、現実で痴漢というワードは男にも女にも不幸なわけよ。

痴漢する男は確かに最低だ。

だけど痴漢冤罪する女は多分男より酷いぞ!

あと中絶詐欺もやめろ!

深刻な問題で金を巻き上げようなんざ…っうぷ。



「ナギ君…?持ちこたえて、今…」


((リフレス・エアー))


「…ぁ…スースーする…ぁりがとぅ…」


乗り物酔い!

ひきこもりだかんね!

慣れてないんだよ公共移動手段のほとんどに!


爽やか気分の魔法に助けられてから数分後。



「つ、着いた…長い旅だった…」


クソ都会。

108とかまあ有名よね、若者のイメージ。

あれ?俺若いよね?

なぜだろう合わないわ。



「ナギ君、戦闘を感じる。移動するわよ。」

「ウィッスー。」


探知はヒカリたんのスキルの一つらしい。

まあ便利だよね。

俺は探知で敵の所在を知ってからそこを避けるタイプ。



「あぁ…空気が違うわ…分かる分かる」

「油断しないでね、バガ様のエリアには強い魔物がいるから」

「おう、魔法剣…構えとこ。」




「っはっはっは!雑魚は雑魚らしく潰れろっ!」



((ストロング・フィスト))


((ビッグ・インパクト))

ドカーーーーーーーーン!!



「うひぃ!?なんだ!?」

「これは…バガ様ね…」


慌ててヒカリたんが身だしなみを気にしだした…なんだ?

あ、太もも全開だったのに…ロングスカートに…魔法で衣装変えれたんだな…あぁ露出度が減っていく…


「お!ヒカリじゃあねえか!ついに嫁に来るのか!」

「バガ様、そのような事はありえません。今回は勇者の顔合わせに来ました。」

「勇者の顔合わせだあ?んなこたいいから!ホテル行こうぜ…あ?勇者だと?」

「はい、この方が5人目の勇者、夏野 ナギ様です。」

「どうもー夏野 なg」

「お前、臭うぞ…雑魚だな?」



ねぇーーーーー!

見た目ジャイ〇ン中身もジ〇イアン

こいつジャイア〇じゃねえか!!

あ、ガッツ〇ンも入ってんな。

とにかくさ、こういう喧嘩腰なやつ、嫌いだ!



「おい、お前。俺と戦え。」

「いや、味方同士はちょっ」

「うるせぇ!雑魚と仲間なんてやってられっか!構えろお!」



ヒカリたん…あれれーよそ見?口笛随分と下手くそなんですねー。

とりあえずやれと?やれと?

あ、今目が合った!視線重なったよ!?



「っは!女見てる余裕があんのかおらぁっ!」


((ビッグ・フィスト))



「うわ!でかっ!ガッツパンチじゃん!」


…このパンチはとにかく拳が大きい!

軽ワゴンみたい…でもまっすぐなら…


「避け…れるっ!!」


「やっぱ雑魚だな!」


((ロール))

バゴッ!!


「あぶっっっふぇっ…!!」


ヤバい時って痛いとか言えないんだな…

袋の空気を無理やり抜くように打たれた身体から色々抜けてく…




「っ!!ナギ君!ナギ君!!」





「あーあ、死んだか?雑魚なのが悪いんだよ」




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