Xデー
これを見つけてしまったアナタ。
自己満で書いたやつです。
友達が痛い詩を日記に書いてたのを発見した感覚で読むのをオススメします。
あぁ~この世の中、下には下がいるのねwww
こんなの投稿するとかw俺がすげぇの書いてやるよwww
うん、今日からちゃんと勉強しよう。こうならないように。
なんて思って頂ければ嬉しいです…役に立ったということだもの。
「いゃぁ~…キャラは良いけど異世界設定は読み飽きたわ」
ぼっちが長年続いて独り言は当たり前。
むしろもう1人の自分と会話してるレベルだし。
「メイド…豪華なドレス…ネコ耳…ウサ耳…」
「デザインは好きだけどー…ヒロイン!ってのが居ないわ」
数時間にらめっこしていたスマホに充電器を挿してベッドにポイー。
「ナギちゃーん?居るのー?ちょっと卵と牛乳買ってきてー!」
「はいよー」
ちゃん呼びだけど男だからね?
子供が可愛いからってずっと、ちゃん呼びなお母さん居るでしょ?アレだから。本当に迷惑なアレだから。
さてさて、俺の心の声まで聞こえちゃう画面越しのアナタに自己紹介。
夏野 凪 高校2年生…っても定時制のな。
見た目は…自分で言うのアレだけど普通だな
中肉中背、顔は良くも悪くもない
クラスに居たわこんなの!な感じだ!
唯一主張するなら俺はハゲとは無縁だ、悪いな。
ただほんっとにガキの頃から人付き合いは無理!
ゴ〇ブリと仲良く出来るか?少なくとも俺は無理だわー。
自分以外をそんな風に下に見て壁作って生きてきたおかげで、今じゃ誰よりも下で冷た~い視線を浴びながら生きてる。
いやー、でもさ人生って自分が主人公じゃん?だから自分が特別なわけよ。
そうなると他人は基本的にモブでしょ?だから…
「ナギちゃーん?まだかしら!お金テーブルに置いとくからね!」
「今ー」
スマン、ダラダラ語るの好きなのよw
小学校上がってゲーム買ってもらって、初めてやったのがファイアークエスト~そしてファイナルへ~だからね、マジ名作。
他のゲームに浮気すること無く小学生としての6年これに捧げたわ。
中学の時もRPGばっかり。多分RPGなら知らないタイトル無いわw
その影響で、なんでもRPG視点で物事を考えるようになったのよ。
「遅いじゃない、卵は10個入り、牛乳は1Lの2本ね」
「はいよー…行ってきます」
「はい、行ってらっしゃーい!」
いやー、憧れるよ正直。
これドア開けたら異世界に飛ばされないかなーとか
突然車に突っ込まれて気づいたら異世界だったーとか
マジでそっちの世界でならやってける自信あるわー。
勇者の役割じゃなくても絶対楽しいと思いません?
村の近くでスライム根絶やしにしてるだけでもきっと一生暮らせるぜ?w
「ありがとうございましたー!」
「どうもー」
はい、マインドボイスで喋ってる間に買い物終了!ok!
心の声よりカッコイイよね、なんかスキル的なかんじ。
でもさ、本当に異世界で生活出来るんなら、
誰よりも強くなって
金も使い切れないほど稼いで
友だち100人…は要らないか
でもハーレム100人は要るわ
とにかく、経験活かして最っ高な人生送れるはずなのになー。
「!!!っちょ、まっ」
おおっとぉ、思わずリアルボイスが出たわ。
あ、あのー帰り道にチラッと寄った中古本屋さんに同じクラスの女の子が居たもんでつい。
いや、これ自慢なんだけど、この子バカみたいに可愛いのよ。
ありふれた大所帯アイドルよりも、ザッキーとか浅キョンみたいなガチで綺麗な人が好きなスーパー面食いな俺が認めた美少女。
いやー、この子が底辺学校でしかも同じクラスとか唯一神が俺にデレた要素だよマジで。
……っておいおい、ユーシャーズじゃねえか!あれ色んな作品の勇者を扱う雑誌だぞ!
この子も異世界好きなかんじー?!
ルックス最強ってこと以外名前も知らない現状でこれは速報だろぉー!!
あーー、今ガッカリした?
お前!ぼっち舐めんなよ!教室入ったらイヤホン大音量で机に突っ伏して単位確保してるだけなんだぞ!
名前なんて知ったら…捗るだろ!色々と!
(Prrrrrrrr…)
『From お母さん 』
しまったあー!勝手に盛り上がってお使い忘れてたー!
仕方ない…よね?帰るしか…ないよね?くっ…殺せ!て気分。
帰る…よ?うん、帰りまーす。
「ナギちゃん遅いからお母さん心配したわよーもおー。ご飯出来たら呼ぶからね。」
「はいよー」
もおーってなんだよ。アラフィフだぞ?
俺を産んだとは思えない中の上な見た目の母さんの話は…要らないね?うん。
さぁて、流行りのスマホゲー、異世界とドラゴン略してイセドラやるかー。
パズルを揃えて魔法発動してドラゴン倒す。
俺がやらない理由が無いよなw
「9124えーっと…3…」
そりゃね、世界救いたいですし?課金もするわな。
毎月1500円。可もなく不可もなく。
今日はアプデで新キャラ増えたし、新降臨ドラゴンも挑む予定ですわー。
「うーわっ、出た出た出た出た10万以上吸収とか」
「味方強化解除ぉーーー!?っざけんなよクソドラゴンが!」
「はいクソゲークソゲー運営死ね!氏ねじゃなくて死ね!」
うん、惨敗。
手馴れたコマンド式じゃないもん、パズルを操作するんだもん。
勝手が違うよね。無理っす。
「だが俺には…課金した魔法石がある!!!」
「蘇れ!我が最強の下僕、グレイトマジシャン!」
キタァーーーー!
これリセマラの賜物。酒場フェスで0.003%を引き当てました。
マジ運命。バランスブレイカー!マジゴッド。
俺のプレイヤースキルさえ改善すれば最強よ最強。
「っし、スキル溜まったぁ!これで決めるぜ…」
「いっけええええええ!」
((ワールド・エンド))
ドッカァァーーーーーーーーーーーーン!!!
「………は?」
なんて言うの…?
ト書き…だよね。
ト書きはありません。
代わりにナギ君が心の中で説明したりそのままを伝えたりでいこうかなと。
デッドプールの視聴者に話しかけるような感じ…良いねぇと思ってたら丸パクリだよね。