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闘病履歴94

苦しみを乗り越えて初めて鈴の音にたどり着く?

拓郎君が言う。





「つまり冥界ではその不条理な力の法則性により、生き霊は術者と同じように協力すれば総合力を持ち、悪霊に物質的な作用をもたらすと言う事ですね。そしてその不条理な神秘的な力に対する何故の問い掛けは無意味であるという事ですね」





霊媒師が言う。





「そうですね。人間存在としては明解な答えがなく、もどかしいのですが、そうなっているのだからそうなっているのであり、仕方ありません。そして、より直接的と言うか、アプリオリな話になりますが、やはり不条理の法則性に則って、動物霊と子供が鈴の音に至る道には不可欠なものだと言う事ですね」




拓郎君が尋ねる。





「動物霊、子供、鈴、ですか?」





霊媒師が答える。





「そうですね。私にはそこに尽きる事のない苦しみが予見出来ますが、その苦しみを乗り越えて、初めて鈴の音は聞こえるわけです」

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