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闘病履歴81

私が彼女と話さなければ、彼女は自殺を考えず、やがて鈴の音にたどり着くだろうと、生き霊は言った。

黒が尋ねる。





「鈴の音に辿り着く方法を教えて下さい」





生き霊が答える。





「彼女は…私と話したがっているのだが…私は話さない…そうすれば…彼女は…死にたい…とは考えず…やがて…夢に鈴の音が…聞こえるのだ」





白が尋ねる。





「あなたが彼女と話をしてしまえば、鈴の音は聞こえず、彼女は自殺してしまうと言う事ですか?」




もどかしい口調で生き霊が答える。





「そう…なる」




第三の目が尋ねる。





「例えば、悪霊とかに邪魔をされて、あなたが彼女に話しをしてしまう事は有り得ますか?」





生き霊が答える。





「私は霊的には…未熟な…存在でしかない…完成体である霊魂が襲って来たら…防ぎようが無いと思う」





黒が言う。





「誰かのガードが必要だと言う事ですね?」





黒の言葉を吟味する間を置き、生き霊が答えた。





「そう…だ」

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