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闘病履歴78

協力し合って鈴の音に到達するしか無いんだよと、真華は言った。

真華が続ける。





「例えば私達が説得に失敗して、このまま彼女が自殺してしまったら、私達を逆恨みして、彼女が私達を呪うと言うのは論理的に辻妻が合うと思うんだよね」




拓郎君が言う。





「でも鈴の音云々の話しは飛躍し過ぎているし、信憑性は欠くと思うけれども」





真華が言う。





「逆だと思うの。生き霊は人間ではないのだし、私達よりは遥かにあちらの世界の法則性を熟知しているのは確かじゃない」





拓郎君が言う。





「それはそう思うけれども、でもどうすれば鈴の音に到達すればよいのか、分かってはいないみたいだしな」





真華が言う。





「いずれにしろ協力し合って、鈴の音に辿り着くしか道は無いじゃない」

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