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闘病履歴74

どうやれば己の黒い分身と会話出来るのか、病んだMはひたすら考えている。

Mは考える。





己の自己同一性障害の事を。





会話が成り立たない自己同一性障害が自分だ。





暗い自己同一性障害。




相互理解。会話が成り立つ真華の自己同一性障害は明るい。





自分自身の分身との会話が成り立たない事の理由をMは考える。





分からない。





ただ一つだけ推測が出来る。





醜く心病んでいる自分を嫌っているからこそ、黒い分身との会話は成り立たないのだ。





黒い分身との会話が成り立たないその事実が、真華の自己同一性障害を自分に明るく見せたのだとMは考える。




そして当然そこにも何故の疑問符は湧いたのだが、Mには分からない。




暗い自己同一性障害から明るい自己同一性障害に変化を遂げれば、己の黒い分身とも会話が成り立つと思い、Mはその方法を思い巡らすが分からない。




どうやれば、己の黒い分身と会話出来るのかを、病んだMはひたすら考えている。

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