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闘病履歴63

第三者の夢見をコントロール出来る術はマスターすべきだと、霊媒師は言った。

霊媒師が言う。





「ただ今回のケースは、彼女の魂というか生き霊が相手の彼女に取っては守護霊の役割を果たしてると推察出来るのですが。いずれにしても死んだ守護霊とは違い、自分の護るべき彼女の窮状を訴える方法として、死霊と同じ悪意ある憑依方法を取っていて、あちらの世界の法則性にがんじがらめに縛られているので、悪意だけの死霊と同質と見た方が無難ですよね」




拓郎君が尋ねる。





「どうすればこちらの善意が伝わりますかね?」





考える間を置き、霊媒師が答える。




「相手の生き霊は憑依ビギナーと考えられますから、それに備えて、表面的な悪意を指摘し、あちらの世界の法則性に縛られた悪意ある憑依は恐いから止めて欲しいと明瞭に言い、本心である彼女を守護したいという本音に、こちらも協力したいと訴えて行くしか無いと思います」




拓郎君が言う。





「つまり忍耐強く誠心誠意を尽くせと言う事ですね?」




霊媒師が答える。





「そうですね。もう一つ注意点を申し上げれば、彼女の心は絶望感に包まれているわけですよ。そのような心には得てして悪霊が憑依し易くなるわけです。仮にマカロン達が彼女の生き霊と協力関係を構築出来たとしても

別の悪霊との、彼女の夢を巡る激烈なる戦いが予想されるわけです。それに打ち勝つべく、第三者の夢見を制御して、悪夢を良い夢に、絶望感を希望にすり替えるような夢見術の会得は必須項目となると思います」

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