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闘病履歴61

失敗を恐れず何度でもチャレンジするしかないと、拓郎君は言った。

真華が言う。





「しかし相手の生き霊と上手く折り合いつくかな?」





拓郎君が言う。





「それは今の説得の形を続行すれば良いだけの話しだと思うんだ。ただ今まで通り彼女の肉体と言うか表層意識に訴え掛けるのではなく、生き霊を一番いい方法があるんだと説得して、仲良くして行き、相手の夢を調整するやり方しか無いと思うんだ」





真華が頷いた。





「成る程。そうすれば本当は自殺なんかしたくないんだという自己保存本能の願望を自然な形で相手の夢に顕す事が出来るからね」




拓郎君が頷いた。





「そうだね。この旨を霊媒師の先生に伝えれば十中八九反対はしないと思うんだよ」





真華が訝る。





「しかし相手の生き霊と仲良くなれるかな。そんな簡単な事では無いと思うけれども?」





拓郎君が答える。





「これも相手の無意識にダイブする事には変わりは無いんだ。ただ相手の夢にいきなり侵入して語り出すよりは、遥かに効率的だと思うんだよ。このやり方を取れば、相手の表層意識はパニックを引き起こす事は無いからね」





真華が言う。





「でも人間の心の闇は果てしなく深いし、そんなに上手く行くかしら?」





拓郎君が静かな口調で言う。





「失敗を恐れず何度でもチャレンジするしな無いんだよ」

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