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闘病履歴57

全員でダイブするしかないと思うと、拓郎君は言った。

真華が言う。





「でも私の見る夢は、あの生き霊に乗っ取られているじゃない。だから説得も上手く行っていないし…」




拓郎君が答える。





「いや、既にマカロンの分身達が夢の中で相手を説得出来ている事が、夢見術の総体的な具現化に繋がっていると思うんだ。後はそのパワーを強めて、生き霊をフィルターにして、相手の無意識に潜り込み、相手の夢の中で情け溢れる説得をして行けばいいと思うんだ」




真華が首を傾げる。





「そんなに上手く行くかしら?」




拓郎君が強調する。





「マカロン自身の命が懸かった問題だから、上手く行くまで何度でも繰り返すしかないと思うんだ」






真華が息をつき言った。





「それはそうだけれども、それじゃ人選はどうなるの。黒に行かせるの、それとも白?」





拓郎君が腕を組み答えた。





「いや、全員で行った方が結束力があるからね。全員で行くしかないと思うんだ」





真華が挙手する仕種をしてから言った。





「ちょっと待ってよ。それじゃ私の肉体が空っぽになって死んでしまうじゃない。ただでさえ生き霊飛ばしたら衰弱するという話しはよく聞くしね。そこいら辺りはどうなの?」




拓郎君が答える。





「肉体が死なないように訓練しているというか、消耗しないようにこうして気功を施しているんだよ」


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