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闘病履歴56

夢見術を使うのさと、拓郎君は言った。

拓郎君が言う。





「いや、理論的には出来るわけだね?」





真華が尋ねる。





「その根拠は?」





拓郎君が答える。





「マカロンは生き霊に憑依されて、その攻撃性が悪夢となって顕れているのだから、その逆を辿ればよいだけの話しだと思うんだ」





「でも私は生き霊なんか飛ばせないじゃん」





拓郎君が手かざしを中断して答える。





「それは訓練すれば何とかなると思うんだ」




真華が反論する。




「ちょっと待ってよ。でもそれじゃ私の意識が心霊心理学の虜になって、事実上の説得は出来なくなるじゃん?」





拓郎君が言い切る。





「それも、訓練の賜物だと思うんだ」





「どうやって訓練するの?」




拓郎君が明解に答えを導き出す。





「無意識が潜在意識や表層意識を支配する構造を逆流させれば問題は無いと思うんだ」





真華が怪訝な顔付きをする。





「だから、それを具体的にどうやってするの?」





拓郎君が答える。





「気功を用いて、意識の命令系統を強化し、無意識に働き掛けるやり方をするんだよ」





「気功法でそんな事出来るの?」





拓郎君が頷き答えた。




「表層意識を強化して、無意識や潜在意識の領域たる夢を自在にコントロールする夢見術を使うのさ」

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