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闘病履歴55

相手の無意識に憑依ダイブする操作術とは?

拓郎君が続ける。





「過去心理学にもユングのようにオカルトに傾倒した学者もいたわけだけれどもね、どうしても科学は物理的見地から心霊科学的なものを容認しようとはしないわけだ」





真華が尋ねる。





「それは何故かしら?」




拓郎君が答え、論理を進展させる。





「曖昧で決定論をかくからさ。そして話しを憑依に戻すと、逆に言えば自分の生き霊を肉体側の意識でコントロールし、相手を決めてその相手の無意識に憑依すれば、その相手を自由に操る事は可能だと思うんだ」





真華が言う。





「催眠術とか、潜在意識に焼き付けるサブリミナル的な操作方法を言っているの?」





拓郎君が答える。





「マーフィ理論的な潜在意識への焼き付け。視聴覚に訴えたサブリミナル。各種コーチングも意識や潜在意識をコントロールするには最適だと思うんだ。方法論もかなり完成度の高いものが有るしね。ただここで言おうとしているのは、相手の無意識に自分の生き霊を憑依させて、他の霊魂の憑依を解く、その方法論を展開しているんだよ」




真華が訝る。





「そんな事は出来ないと思うわ。第一それをなすならば、心霊心理学の全体像を把握していないと、喧嘩と言うか憑依を解く方法が分からないじゃない?」





拓郎君が答える。





「だからそれは相手の無意識にダイブしてから、様々な方法で整理整合して、解くやり方しかないと思うんだ。と言うよりも、今回の事柄に関して言えば、マカロンが憑依して来る生き霊を通して、相手の意識に逆に憑依ダイブして邪魔者を排除しながら、説得するやり方がベストだと思うんだよ」






真華が頷き言った。





「それが出来れば一番いいけれども、そんな事は無理でしょう。私はそう思う」

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