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闘病履歴53

魂の本音に耳を傾ける?

拓郎君が続ける。





「心霊という言葉を凝視すると、心の霊という分割がなされ、それには霊魂にも、人間存在とは違った心の動きと言うか、心理学的メカニズムがあると思うんだよ」




気功施術を受けている真華が眼を細めて尋ねる。





「例えれば?」





拓郎君が答える。





「だから今回の生き霊の心の動きもそうだし。地縛霊とかの、自分が地縛から抜けて助かりたいから、波長の合った相手を殺すというのも、立派な心理学的メカニズムだと思うんだよ」





焦れて真華が促す。





「だから回りくどい事言わないで明解に言ってくれないかな?」




拓郎君が答える。





「つまり心理学的な見地から言うと、人間の表層意識は肉体のもので、潜在意識はフィルターの役割を果たし、無意識の部分は霊的な存在の領域だと思うんだ」





真華が拓郎君の顔を注視しながら再度促す。




「だから?」





拓郎君が答える。





「だから自殺しようと考えている人達は、自分の無意識の部分に思いを巡らして、魂の本音に耳を傾ければ良いと思うんだよ」





真華が言う。





「そうすれば自殺したくなくなると、言いたいわけ?」





拓郎君が頷いた。





「そうだね」

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