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闘病履歴32

自分の情けに自信を持って下さいと、霊媒師は言い切った。

真華が尋ねる。





「それじゃ私が情けを欠くと、説得は失敗するという事ですね?」





霊媒師が明言する。





「そうですね。この憑依は言わばマカロンさんの情けにすがった憑依ですから、その情けがなければ、憑依の狙いである救いを求める目的自体が消え失せ、全てが無に帰すわけです」





真華が言った。





「最後の頼みの綱ですか?」





霊媒師が頷いた。





「そうなりますね」




真華が顔をしかめ言った。





「そこまで期待されると私プレッシャーかかるよな。第一私は中途半端な存在で、悪人にも善人にもなれない人だし。情けはあると言えばあるけれども、無いと言えば無いしな。期待に沿えるかどうか分からないし。プレッシャーかかるよな。実際問題」





霊媒師が真華を睨みつけ言い切る。





「自分の情けに自信を持って下さい。人一人の命が懸かっているのですから」





真華が頷き言った。





「はい、分かりました」

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