表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
227/232

闘病履歴227

涙ぐみながら、第三の目は真華の領域を離脱した。

真華が第三の目に呼び掛ける。





「い、行かないで、私を独りにしないで、お願い」





第三の目が首を振り言う。





「マカロン、心配しないで。二人を連れ戻すだけなんだから。直ぐに帰って来るから」





真華が哀願する。





「お願い、い、行かないで、行ったら二度と戻っては来れないわ。お願い、私を一人ぼっちにしないで、仲間じゃない?」





涙ぐみつつ第三の目が答える。





「心配無いよ。遅すぎる二人を捜しに行くだけなんだから、直ぐに戻って来るから、心配しないで欲しいだ、マカロン」





真華が泣き出し、縋り付く。





「お願いだから行かないで、ここにいて…」






その声を振り切り、第三の目は涙ぐみながら、振り返る事なく、真華の領域を離脱した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ