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闘病履歴218

子供の死に神が音無しの構えに入った。

猫の霊魂を悶絶させた後、犬の姿をした生き霊は黒一行と合流した。





「大丈夫ぶ?!」





白の呼び掛けを無視して、生き霊が挑発するように遠吠えをするがが、子供の霊魂の呼応は無い。





不気味な沈黙を掻き消すように生き霊がもう一度遠吠えを繰り返しすが、無反応の状態は変わらない。





そこで人間の姿に変化した生き霊が言う。





「子供の死に神は完全に…音無しの構えに入った…挑発しても…何も応えようとしない」





黒が戸惑い質問する。





「どうするんだ?」




生き霊が答える。





「相手の出方が掴めない以上…こちらは防備を固め…万全…を期すしかない」





白がうろたえる。





「でも相手は姿も見えないし、声を出さなければ何処にいるのかも分からないのよ。防備なんか固めても無駄じゃない?!」





生き霊が白を宥める。




「音無しの…構えで…こちらが…混乱…するのを待って…いるんだ…うろたえるな」





うろたえるなと言われ白が逆に狼狽の度合いを深める。





「私怖いわ」

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