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闘病履歴211

二匹の猛獣が闘う様を見て分身達は戦慄する。

己一身に注意を引き付ける為に生き霊は遠吠えを為した。





その遠吠えに子供の霊魂が連呼する。




そして子供達の無惨な遺体が累々と横たわるイメージが又ぞろ鮮明に脳裡に浮かんだところで、子供の霊魂の遠吠えが耳に遠くなるのを感じ、生き霊は真華の領域に足を踏み入れた。





猫の霊魂も真っ黒い犬を睨み据えたまま、真華の領域に入って来た。





傷だらけの二匹の猛獣が睨み合い、闘うその様を見て分身達が戦慄する。





それを一瞥してから、生き霊は猫の霊魂との間合いを計りつつ、真華の領域から逸脱した。





分身達には目もくれず猫の霊魂も生き霊に追従する。





そして子供の霊魂の忌まわしい遠吠えが再び耳に聞こえ出したところで、生き霊は挑発するように再度遠吠えを為し、猫の霊魂に襲い掛かった。

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