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闘病履歴202

人類という種の滅びの道を手助けしてやるのが死に神の善行?

白が反論する。





「罪の無い子供達が大量に虐殺された購いとしての天罰ならば、何故罪の無い子供達を遠吠えで大量殺戮するの、そんなの話しが矛盾しているじゃない?」





子供の霊魂が答える。




「だから人類という種は己の快楽の為に子供を殺す事に依って集団自殺的に滅びの道を選択したのさ。その集団自殺は言わば自滅であり、その滅びには老若男女の区別はなく、滅びは滅びの道なのさ」





黒が喚く。





「でもその滅びに、お前達死に神は積極的に加担し、助長して、愉しみながら無差別大量殺戮を行っているじゃないか。違うのか?!」



子供の霊魂が悪びれず一声笑い言った。






「それはそうだよ。大いなる意思の下、これは我々死に神の役目言わば仕事だからね。愉しく仕事をすればその仕事は大いにはかどるし。僕に関して言えば、人間という種の絶滅を図り復讐を果たせるわけだし、全て大いなる意思の思惑通りに事は運んでいるわけさ」




第三の目が怒鳴る。





「復讐の為に自分と同じような子供を虐殺するのを、お前は可哀相に思わないのか?!」





子供の霊魂が嘲笑い言った。





「これは大いなる意思の命令に僕は従っているだけの話しなんだよ。僕はあくまでも役目を果たしているに過ぎないのさ。死に神に相手を選んで殺す権利は無いしね。生は死であり、死は生なのだから、どうせ殺すならば、愉しく愉快に殺した方がいいじゃないか。違うかな?」

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