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闘病履歴178

悲嘆に暮れ、真華の心が自殺へと傾倒しているのを、白が察知した。

「遠吠えに殺されているのは、世界中の人間なんだよ」





子供の霊魂が言ったこの言葉に真華が過剰反応を引き起こす。





「死んでいるのが世界中の人間ならば、子供や老人でも、言わば敵じゃない。敵ならば死んでくれた方が味方の為だし、行け行けじゃない。頑張って遠吠えあるのみよ!」





そう言って意気がり、真華はその直後にふさぎ込んで、失語症患者のように引き込もってしまう。





拓郎君はそんな真華に同情を禁じえず、真華に呼ばれない限り、真華の元を訪れる事はしなくなった。





各々分身や生き霊はそんな真華の身を案じてはいるのだが、敢えて言葉をかけず、強がりであるのを承知で、真華の号令に従っている。





真華の苦悩、悲しみは加速度的に深まって行き、真華の心を蝕んでいるのが一目瞭然となっている。




そんな中、真華の心が悲嘆に暮れ、自殺願望へと傾いているのを白が察知した。


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