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闘病履歴171

苦しみの量が多い程鈴の音に近寄る?

不意を突くように霊媒師が拓郎君に電話をかけて来た。





拓郎君が電話口に向かって怪訝な声を上げる。





「それはどういう意味ですか、先生?」





霊媒師が答える。





「ですからこの事については、絶対にマカロンさんに伝えないで欲しいのです」




拓郎君が答える。





「悲しみの量が多ければ多い程鈴の音に近寄るという事実をマカロンに伝えたら、絶対に駄目だという事ですね?」





「そうです。この事は他言無用にして下さい。お願いします」




拓郎君が唸る。





「マカロンは死ぬ程苦しみ抜いています。その苦しみを見守り、その苦しみの量が増えるのをじっと待てという事ですね?」




慇懃な口調で霊媒師が答えた。





「そうです」

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