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闘病履歴134

闘う夢が人恋しさを作り出す不条理が、Mの生存を支えている?

血みどろの夢ばかりを見る。





そんな夢見の中で、自分の分身と話しをしたいという渇望は募るばかりだ。





Mは考える。





闘いの夢が何故分身と話したがる渇望を強めるのかを。




不条理に満ちた夢は、捉らえところの無い不可思議な心の投影でしかない。





人を殺し殺される夢が何故人恋しさを生むのかMには分からない。




自分の分身は自分ではなく、まるで他人だ。




Mにとって他人は全て敵となる筈なのに、闘う夢をフィルターにすると、敵である筈の分身を恋しがる不条理。




その不条理なる渇望が、自殺願望を押さえ込んでいる。





血みどろの悪夢が渇望を生み出し、自殺する事を拒む心模様。





夢なのか現実なのか定かではない、夢うつつの中で、Mは我が分身との語り合いを渇望して止まない。





そんな状態が続いている。

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