高い崖
ボラとアンナは集団を離れて旅に出る。
ボラとアンナは旅を続けていた。
ある時、ボラとアンナは荒野の果てに何か奇妙なものがあるのを見つけた。
近づいていく内にその正体がわかってきた。
それは崖であった。
その頂上も見定めることすらできないような高い崖。
崖は地の果てまで延々と続いていた。
それがボラとアンナの行く手をふさいでいたのである。
ボラもアンナもとてもその崖を乗り越える力はなかった。
途方にくれて2匹はあたりを見渡した。
しかしどうしようもなかった。
とりあえず長旅で疲れていたボラとアンナは崖にもたれて休むことにした。
ふう、と息をついて改めてあたりを見渡す。
すると自分たちがやってきた方角から1つの影が近づいてくるのが見えた。
なんだ?と思いながら2匹は目をこらした。
やがてその姿が明瞭になってくる。
それは、トカゲではなかった。
トカゲに似てるといえなくもない。
しかし決定的に違うところがあった。
そのトカゲに似たものは背中に何か大きなものを背負っているのだ。
岩のように固そうな何かを。
トカゲに似たものはボラとアンナの前にたって、声をかけた。
「やあ、初めまして。僕は亀と言うんだ、よろしく。」
と言うと亀は深々と頭を下げた。
「はあ、よろしく。」
と、つられてボラとアンナも頭を下げた。




