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#3

義理の妹あらわる

2連休後、会社に行くとエントランスに人だかりが…

妻は人混みが嫌いだ。機嫌が悪くなると思い隣を見ると何故か興味津々の妻

何が?と周りのざわめきを聞いてみると

「男の子?」「違うよ女の子だよ」「国家警備だよね」「多分あのマークは」と言っている

国家警備。言葉通り国を守る公務員だ。他国が、国際化とか言い攻めてくる。

それを日本が適応出来るように外交等を使い守っている。


そんなものが、わが社に?確か外国と鉱物の売買の企画があったからそれの確認か?と思うが、何やらやな感じが…

しかも妙に興味津々の妻。

繋いでいる手を軽く引き「行くよ」と促し移動しようとすると「きゃ!!」と声が

妻を支えながら悲鳴の原因を見てため息がでる。

妻に抱きついているのは、藍色の制服・高い身長の女性がいる。しかも、妻と同じ顔が…

ニコニコと妻に抱きつぐりぐりとおでこをすり付けている。

「凜。どうしたの?何で一人出来てるの?隊長さんは」と聞いている妻。

妻の妹は、家族を守る!!と言い。外敵探索能力・殲滅能力が高くなった。代償としてしゃべる事が出来ない。しかし妻や家族は解るらしく普通に会話している。

「え、仕事?販売・企画部に用があるの?先に行ったって隊長さんが?」と話している妻。

倒れないように支えながら抱きついている。こちらに気づいたのかきょとんとした顔をして妻をこちらに渡してきた。がっちり抱き締めてると苦笑いして。ペコッと頭を下げて妻になにかを言っている。

「案内?場所をわからないの」というと頷く。

「あ~違うかだから総さんに案内」と言い聞かせていると「凜。いつまでも遊んでるな」と同じマークを付けた人が来た。

それを確認したのか、手を振ってそちらに行く。顔が仕事人になっている。

抱き締めていた妻が、ギュッと手を握りしめてきた。


心配している妻の顔はとても切なく消えてなくなりそうだ。なくなってしまいそうで、腕に力を入れてしまう。「大丈夫かな?」「大丈夫だよ多分」と言い安心させて職場につれていく。

妻の同僚にお願い事をして職場に行く。

「遅れました」と挨拶して入ると「あ。九条君、こっちこっち」と手招きしている上司

「どうしました?」

「売買の件担当があれでね」と言われ目線を向けるとガクブルの後輩

「代打。使い物にならん」「わかりました」と仕事人の妹と対峙する。

かなりのエネルギーを使い了承してもらう。キツイ視線・毅然とした態度。妻の前では見ない態度。

疲れた精神を癒すため妻の元へ。

「あ。旦那さん」と気まずい雰囲気の妻の同僚。

妻の元には、既に癒されに来た妹と飽きれ顔の隊長と思われる男性

「ほら。いい加減にしなさい。ご飯食べにいこ?」と立ち上がらせられ微笑まれている。うらやましい。妻の笑顔は俺の物。

カツカツと足音を立てて座っている妻に抱きつく。

「ほら」と赤い顔をして困った顔をしている。

それをみた妹は呆れたようにそして安心したように妻から離れ。

ご飯と筆談

「やっとかよ。いつまでも待たせるな。お姉さんが困っていたぞ」とそれを見ていた男に言われている。

妻を抱き上げて食堂へ。後ろから妹達が着いてくる。

「ごめんね。心配しているみたいなんだ。凜。会社で敵が居ないかとか聴いてくるの」と謝っている

多分、その心配はあっている。

食後、手を差し出してくる。

「あげる。だって」との事。

渡してきたのは、小型の守護陣が付いたピン留め。それに気づいたのを確認したのかバイバイと手を振り帰っていった。

帰宅後、妻が「いつもおとなしいのに」と呟きながら妹の事を話してくれた。

そんな話をしている妻を見ながら嫉妬してしまうのは仕方がないと思う自分がいる

妹にも嫉妬かよ

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