表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

#1

1はそのままコピーです。

16時30分

そろそろ妻を迎えに行く時間だ。

妻は、幼い頃の事故で歩くのがぎこちない。長い時間の運動など足に負担がかかるものは医師から禁じられている。

仕事は楽しいのか、結婚しても辞めてくれない。それでも、笑顔や真剣な眼差しで行っている姿を見るのが嬉しく強く言えない。

「課長。席外します」

「あ。時間か。行ってこい」と昼から立て込んでいた仕事を一段落させて、妻のもとへ向かう。

本当は早く終わらせてデートしながら帰えるつもりだったが、問題が発生してしまった為、残業になりそうだ。妻の仕事は定時終わりなのだ。

他の男に見られるのが嫌だが一人で帰すのも危険だ。仕方がないが、うちの部署につれていくしかない。


妻の部署に付くと、妻の同僚が気付き声を掛けてくれている。

「あと二行」と必死にタイピングしている姿を見ながら待っていると、上司に書類を提出しデスクに戻ろうとしたところで、ふらつき倒れそうになる。

駆け寄り倒れるのを阻止して心配して抱き締めると「大丈夫」と照れた顔をして戻ろう歩き出す。

また、ふらつかれたら困るため手を掴み腰を支えながら連れていく。


荷物を持ち妻と共にエレベーターを待っていると「早く終わるの?」と聞いてきたため、残業の事を伝えると「一人で帰れるよ」と言ってきた。

こちらを心配しての一言。それを聴いても離す気はないため、膝裏に手を入れて抱き上げる。驚き抗議してくるもそれを叱りつけ、部署へもどる。


戻ると新人・ヘルプが妻を見て驚いている。慣れているものは、一瞥し仕事に戻る。

上司に戻りの報告。仕事の指示を受ける。途中で降ろしてと妻が言うが、この場で降ろす気はないため無視。

妻が上司に助けを求める視線を出しているも「そのままで」との言葉に諦めたのか大人しくなる。


妻を横抱きしながらタイピングしていると恥ずかしいのか、視線に耐えれないのか擦り寄ってくる。

「どうした」と視線から庇いながら聞くと困った顔をしながら「お腹すいた」とごまかしてきた。

確かデスクにあめ玉があったことを思い出し。妻の唇に着ける。ごまかしたお仕置きに“あ~ん”をさせようとするも。手を出してきた。

それでも渡さないと諦めて赤い顔をしながら“あ~ん”をしてくれる。

恥ずかしいのを隠したいのか顔を隠すように抱きついてくる。そんなしぐさに愛らしさを感じると共に下半身が自己主張をしてくる。会社でなければ、そのまま美味しく頂けるのだが…

早く終わらせて抱きたくなったため、作業のスピードをあげる


「もっと掛かるかと思っていたが」と上司。すべての仕事が終わり帰宅するため妻を一時応接ソファーに降ろす。

帰宅準備を終え妻の方を見ると、最近まとわり付いてきていた雑賀君が妻に絡み「私が貰うわ」と言っている。

多分、妻が離さないと誤解しているんだな。と考えつつ妻の元へ向かう。

妻はそんなことを言われても。と言う表情で雑賀君を見ている。

私が、後ろにいることに気付き苦笑している。

雑賀君に一言掛けて、妻に杖を持たせる。今日は、疲れただろと言いマッサージを行った上で、色々と楽しいことをして美味しく頂こうかと考え帰宅する

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ