古書から学ぶ茶道が、イイ!
「古書」にカテゴライズされそうな書物を初めて手に取ったのは、小学3年生か4年生の頃。母方の祖父母宅へ帰省していた時のことでした。
祖父母宅には屋根裏があって、そこには数々の「古いもの」が満載されていました。
今なら「昭和レトロ」と言って通用する黄緑色の棚とか、雛人形とか、母や叔母が小学生の時の答案とか。(現在とは学年によって教わる内容が若干違っているのがみれて面白かったです!)
それら魅力的なものに混じって、活版印刷の「少年探偵シリーズ」が3冊ほど置かれていたのです。話によれば、母が小学生の頃に読んでいたものだとか。久々に見て「懐かしいー」と言っていました。
すでに本好きになっていた私が「読みたい!」とお願いすると、祖母がそれらを縁側に並べて虫干ししてくれました。
ページのふちは黄ばんでいて、手に触れた紙はざらっとしていて。今まで私が手に触れてきた「児童書」とは全然違う感じ。
まあ私はホラーが苦手だったので、「怪人二十面相」を読んでしばらくは夜なかなか眠れなくなったのですが……。
それからはや20年ほど。
茶道を本格的に学び始めてから、私の「古書熱」が再燃しました。
古い本って、面白い!
特に茶道という伝統ある分野の古書は、時間が経ってから読んでもあまり内容が古くならないのが嬉しいですね。
移り変わっていく世相や文化風習の中で、随筆などは「これポリコレに引っかかるやろ……」とか「これはちょっと不快だな」と感じる表現や価値観に出会うことも多いのですが。茶道は人間性をも磨くことを目指している分野だからか、そういう遭遇は今のところあまりありません。
個人経営の古書店や古本市が、宝の山に見えて仕方ない。どんどん買ってしまう。
その上、古書店で高く取引されやすいのは全集系であり、全集まで行かない、古い本(随筆、茶道関連の本、作法の書、レシピ集)などは、比較的安く手に入れられるのも嬉しいところです。
ついつい、財布の紐がゆるみます。
小学生の時は読めない漢字が多いために、旧かな遣いが難関で読み進めにくかったところもあるのですが、古文を経た今ならもう少し楽に読める。
現代とは少し違った言い回しがレトロで風流で、ちょっと上品な感じもします。素敵。
「本」という愛好ジャンルの中で、さらなる沼にハマっていく気がします……。




