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朝茶事のように。
最近、このエッセイの公開時間を朝の6時ごろとするようにしています。
主に夏に行われる「朝茶事」を意識しています。
まだ世界が静かな早朝に茶室に集まって、貴重な一日の最初の時間を共有する--と思うと、とても神聖な茶会と思えます。
もっとも、茶人の「朝」は早くて、利休は夜明け前(午前3時とか4時とか)に起きていたと読んだこともありますが。流石にそれは無理だ……!
でも朝が神聖な時間だなっていうのは常々感じていることではあります。だからこそ大切にしたい。
夢の世界から「今日」に着地して、まだまっしろというか、一番「素の自分」に近い時間というか。
まだ「今日」の何とも出会っていなくて、一番心も体も自由なひととき。
そのわずかな間にどんな情報を摂取し、どんな言葉と触れるかって、思っている以上に大きな力を持っているのではないでしょうか。
そういう貴重なひとときに、目に入れてもいいな、と思ってもらえるようなエッセイでありたい。
そんな思いから、朝の公開時間を選んでいます。
一服のお茶のように。




