お茶屋さんから百均まで 懐紙の質感を愉しむ
「懐紙」という和紙の存在は知っていましたが、いざ茶道のお稽古に通いはじめるまで、懐紙は私にとって謎の存在でした。
もはや「和紙でできていて、茶道の時に使う」ということしか知らない。
なんだかよくわからない形をしていて、なんか決まった使い方があるらしいんだけど、それもよくわからない。そんな感じ。
今年の初め、「今年ことは茶道のお稽古に通いはじめたい!」という目標達成への熱意をこめて、百均で見つけた懐紙を買い求めてみました。
数ヶ月後に実際にお稽古を始めるまで、よく分からないまま部屋にとってありました笑
お稽古の初日は、初心者さんは手ぶらな想定だったので、先輩が懐紙を少し分けてくれました。隅に絵の描かれたかわいいやつ。
自分で準備すべきものを求めてお茶屋さんに行くと、お稽古スタートを応援するように懐紙をつけてくれました。
そんな感じで、急速に数種類の懐紙に触れる機会を得たわけです。やっぱり使い心地には差が出るものですね。
最初にまともに(正しい使い方を教わりながら)使ったのは、先輩が分けてくれた素敵な懐紙。
これはつるっとして手触りがよく、隅っこで楊枝を拭くとピシッと折り目がつく感じがします。
紙のキメが細かくて、なんか質の良い紙っぽいな、という感じ。
対して百均の懐紙は、もっとざらっとした手触りで、少しでも指先に湿り気があるとすぐに繊維がぼろぼろほぐれてきてしまう印象。
また、サイズが「本懐紙」サイズの一種類しかなく、男性は懐紙のサイズが違うそうなので、百均で男性用の大きめサイズは揃えられないのではないでしょうか。
先輩からいただいた懐紙は可愛すぎてもったいなくて、家で自主練する時は百均の懐紙をお供にしています。
茶碗の飲み口を拭った指先を懐紙(百均)で拭くと、くずれた繊維がぼろっと取れてきてすぐにでも紙に穴が開きそう。
繊維は大きめでコシがあり、ピシッと折っても少し跳ね返りがある感じもします。これについては経験が浅いから、良いことか悪いことか分かりませんが。
普段使いなら良いのかもしれないけど、大切な人にお菓子を出す時とかに自分から差し出す懐紙は、つるっとして素敵なものを使いたいな……と感じました。
気楽にできる「テーブル茶道」を取り上げた本で読んだのですが、和紙製である懐紙って、海外の方に喜ばれる手軽なお土産らしいです。
暮らしのなかで手軽に愉しむ テーブル茶道
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私は和柄の折り紙が大好きなので、もしかしたら近く懐紙にもこだわりはじめ、懐紙コレクターになっちゃうかも……。と、先を見越した心配をしたりもしています。
自分のために普段からちょっといいものを使うというご自愛も素敵だし、ここぞという時にだけちょっと良い懐紙を使うというメリハリも、良いかもしれませんね。
初出:2025.5.5 note(記事をこちらにお引越ししました)




