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現代お茶人作家のつれづれ日々帖  作者: 久慈柚奈
2026年2月

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そろそろ半衿で遊ぼうかな

着付けを習って、そろそろ7年ほど経ちます。

着付けの資格も長い道のりが続いていましたが、私はその途中までを歩みました。自分で着れるところと、人にちょっと着付けられるところまで。

自分で着られるようになりたい! という動機で始めた着付け教室。私のさがで、一つ上の資格まで取りたくなってしまうので、人に着付けられるところまで練習しました。

実技は……全然練習できていないから、もう自分で自分に着せられるだけかな笑。


資格取得の可否、交通の便、雰囲気等々を加味した結果私が選んだ着付け教室は、私の希望通りに「きちんとした型」を教えてくれるところでした。

着物や帯を跨がない、踏まないという扱い方や付き合い方まで指導してもらえるような。

右も左も分からない習い事の、最初にやったのは半衿つけ。

まだ「襦袢」と「長着」の見分けもつかなかったので、「なんか着物の形をしたものに、白い襟をつけらせられている」という認識でした。自分があの時何をやったのか理解できたののは、だいぶ経ってからのことです。

手取り足取り、物事の意味を教わりながらやっていくのもいいけれど、「とにかく言われた通りにやる」という段階も、新しいことを覚えるために必要なことがあると思っています。


当初は何をやっているのか分からなかった半衿つけも、長く着物を着ていく上では大切な技術だと思います。半衿が汚れたら、外して洗う。かわいたらまた自分でつける。いちいち人に頼んでいたら大変です。

人生の先輩方から「半衿も自分でつけてるの? すごいわね」と褒めてもらえることも多く、覚えてよかったです^ ^


これは昔からのようですが、半衿は必ず白でなければならない、という決まりはありません。

半衿を柄布にすることでおしゃれを楽しむ、という風潮があります。

もちろん正式な場に着る襦袢では、半衿も白の方が望ましい。これは洋装で、白いワイシャツが求められるのと同じことと捉えています。

正装で遊ぶなら、多分伊達襟をつけることになるのでしょう。伊達者。

普段着なら、長着の色柄と合わせてどんどん半衿で遊んだらいい。

……と、分かってはいつつも。教わった形からなかなか抜け出す勇気が持てない私は、つい最近まで「半衿は白」を守ってきました。

巷では「ニュースタイル着物」と名付けられて、洋服と合わせる気軽なスタイルの着物も広まっているのを知っています。

7年をかけて、「自由な着物」という意識が私にもゆっくり染み込んで、その表れのひとつとして「半衿の柄で遊ぶ」が実行できるようになって来ました。うれしい。


襦袢を一着しか持っていないので、かなり頻繁に付け替えなければいけないのだけちょっと面倒に感じることもあるけれど……。楽しさには変えられないよな、と自分を納得させて頑張っています。きっと半衿つけも、やる頻度が上がれば慣れてきて、たいした仕事と思わないようになるんじゃないかと思うのです。

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