「座敷」で暮らす
茶道を入り口に、最近急速に「日本」にまつわる知識を吸い上げまくっている。
身近にありすぎて。あるいはこの地に暮らしているからこそ、悪い部分もたくさん見えてしまって。
私は日本という国があまり好きではなかった。今までアフタヌーンティーはじめ、ヨーロッパの文化の方を愛好してきた。
今は紅茶より緑茶党だし(カフェインがちょっとマイルドになるのも助かる)、畳の部屋に住みたいと思っている。昔とは真逆。
昔は実家のカーペット敷きの部屋が嫌で、フローリングに張り替えてもらったりした。高校受験で公立に受かったご褒美に(私立ってお金かかるよね)。
しかし、今私が住んでいる部屋はフローリングである。日本風にいえば「板敷き」?
畳の部屋に引っ越したいけどなかなか「引っ越そう」と思ってすぐ理想の部屋が見つかるでもなく。
また後敷きできる畳を敷き詰めようにも、クローゼットの開口部とかの都合で敷き「詰める」わけにもいかず。
まるで日本の建築史を辿るように、今の私は「座敷」暮らし。つまりは部屋の一部に畳を敷くスタイル。
今は「座敷」といえば床全体を畳で覆った空間をさすけれど、和室に言及した文章に触れていると、どうも「座敷」という言葉は当初違う意味を持っていたらしいと分かった。
昔の日本の家は板敷きが基本で、そこに座るときだけ、あるいは偉い人が座るところにだけ畳を置いた。座るために敷くもの--まさしく「座敷」。
人が座らない時は畳を片付けていたとか。
鎌倉時代あたりからって書いてあったかな? いつしか置いた畳を片付けなくなり、板の間全部に敷き詰めるようになり……書院造りに組み込まれ、現在の「和室」になっていったのだという。
そういうわけで、今の私は板の間から座敷(原義)へと文化を進めた。次は畳の敷き詰められた「座敷」に暮らしたいな。
↓読んでおもしろかった和室の本
小泉 和子編 『図説 日本インテリアの歴史: 室内でみる日本住宅 古代から近代まで』 (ふくろうの本)
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神津朝夫著『茶の湯と日本文化 飲食・道具・空間・思想から』(淡交社)
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↓これから読みたい
『和室学: 世界で日本にしかない空間 (住総研住まい読本) 』(平凡社)
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