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現代お茶人作家のつれづれ日々帖  作者: 久慈柚奈
2026年1月

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同じ「ふくさ」なのに用途も形も違って難しいよね

一般社会で「ふくさ」と言えば、冠婚葬祭でお金を包む時に使うアレが連想されると思います。私も今まではそうでした。

けれども茶道を習い始めてみれば、茶道でも「ふくさ」を使います。

しかし茶道の「ふくさ」は、名前こそ同じでも冠婚葬祭用とは手触りも大きさも色も別物。なんでこんなに紛らわしいんだろう………? まだそのいわれについては調べていないけれど、つくづく不思議です。


私は裏千家で習っているから、裏千家の話をしますが。茶道のふくさって、基本的に性別によって色が決まっているんですって。


男性は青や紫で、サイズが少し大きめ。女性は赤や橙色で、男性のに比べるとサイズが小さめ。どちらも正方形です。

布の厚みは価格帯によっていろいろで、私はお稽古が始まるという時にお茶屋さんへふくさを求めに行き、価格の違う数種類のふくさを触り比べさせてもらいました。(ありがとうございます!)

ふくさも高ければよかろうというわけでもなく。高すぎるやつは分厚くて捌きにくそうだったし、お手頃なやつはペラペラな感じがして、手に馴染まず。私はお店で真ん中の価格帯に当たるものを求めました。

まあこれは好みによるでしょう。


高校時代の友人が茶道部だったこともあり、やり方はわからなかったけど「ふくさを捌くらしい」という知識だけはあったのです。


私が今使っているふくさは、赤いものだけれど、いつかは綺麗な紫色のふくさを使いたいな、どこかで女性サイズの紫色のふくさが売られていないかしら、と画策している私です。

ジェンダーレスが好まれる昨今ではありますが、私個人としては肉体的差異には否めないところもあるよねという考えを持っているので、ふくさの大きさに違いが設けられていることには賛成です。

あんまり大きくても、うまく捌けないと思うので。

コンクリートジャングルの多くは成人男性を「平均身長」として規格化されているらしいという話はいかがかなと思いつつ、じゃあ平均を(肉体的性別としての)男女で取り直せばいいじゃないかと思っています。身長いろいろが人間だもの。


おや、ふくさの話をしていたはずなのに、気づいたらジェンダーの話などしていました。

とりあえず、「ふくさ」と「ふくさ」。不思議だね。

それでは今日はこのへんで。

大都市の設計についてはレスリー・カーン著「フェミニスト・シティ」(https://amzn.to/49PibCP)という本で読みました。興味の出た方はぜひ。おもろいよ。

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