勇者召喚は諸刃の剣
私が「こんな作品よみたいなぁ」と思いつつ自分の文才や独創性が足りないが故、
誰かしらこの話を弄繰り回してくれないかなぁ、と淡い期待をしながら駄文を垂れ流してみようと思い書いてみました。
誰か弄って書いてくれないかなぁ!
「勇者召喚は諸刃の剣」
ここはどこだ?
周囲にはクラスメイトのほかにサラリーマンやらOLやら落ち武者がいた。
僕らは薄暗い石造りの部屋にいるようだ。
以下省略
転移者たちは圧倒的な団結力と武力をもって、3日で魔王一派を殲滅して王国へ戻ってきた。
かの、悪逆非道の国王一族郎党やら貴族たちを滅ぼすために。
勝手に召喚して「自分たちでは無理だから魔族に攻め込んで死にに行け。」というやつらを野放しにはしておけない。
転移者たちは激怒した。そして、後顧の憂いを断つべく、次の召喚をさせない為に王城を更地にした。
落ち武者は言った。
「天下泰平の為、某は諸国巡業の旅に出る」と。
天下泰平?
「召喚の儀は他国でもあった候。故に、他国の城も落とさねば本当の泰平は訪れぬ」
そうか、この悪行は他国でも行われたのか。
転移者たちは理解した。まだ、目的は達成されていないと。
後の権力者は語る。「勇者召喚、ダメ絶対」
転移者たちは各地でひっそりと暮らしていたが、勇者召喚の噂を耳にすると各地より集まりそして事をなす。
かの者たちを怒らせてはならぬ。権力で従えさせようとした貴族や組織も同様に姿を消した。
かの者たちに手を出してはならぬ。人を見下すハイエルフがいつの間にかいなくなってしまったとエルフの冒険者が言った。おそらく、興味本位で手を出してしまったのだろう。
そして、宗教国家 聖星国のトップたちが軒並み姿を消した。そして、その協力者らしき各国の教会関係者も共に消えた。これにはどの国のものも納得した。聖とはいうものの金にがめつい肥え太った生臭坊主たちに同情するものはいなかった。
それまでいがみ合っていた各国は一時の平和を手に入れた。魔王が滅び、恐れるものはないと他国を侵略しようとした帝国だったが、動き出そうとして権力者たちは土地と一緒に更地になってしまった。
平和である限り彼らは動かない。各国は恐れた、身内に馬鹿が出てしまうことを。
そして100年の時が過ぎた。
権力者は語った。「傲慢は、ダメ絶対」
さすがに転移者たちは寿命を迎えただろうと時の権力者たちは禁忌とされた勇者召喚に関する書物を探そうとした。
転移者で失敗したのはあの世代のみ、今度は大丈夫だろうと計画を練っていた時のことだった。
この100年で各国の地図は変わり果てていたが、更に変化してしまった。
どの国でも勇者召喚を成功してないのになぜ?まさかどこかの国でこっそりと成功していたというのか?
しかし、各国からでた話ではどうも今回の被害は勇者召喚とは関係がなさそうだった。
貴族が平民に横暴を働らいたところ、更地が生まれたらしい。
とあるうわさが流れた。転移者の生まれ変わりが各地に現れた、と。
権力者たちは彼らを「転生者」とよび、恐れた。
転生者はいつどこで生まれるのか、いつ記憶を取り戻すのかわからない。
特徴として彼らは平穏を望み、それを脅かすものには一切の容赦がなかった。
権力に屈しない圧倒的な力による平和。民は喜び、権力者たちは今後も続くのかとうんざりした。
魔王がいた時より平和になったけど、窮屈になった。とある貴族や商人の書物にみられる一説だ。




