私が自分を宇宙人だという理由
私が一方的にライバル宣言しているたらこくちびる毛さんの『引っ越してきた隣人が庭に竹を植え始めた』の評価が8,000ptを超えました。
ほんの一時だけ私の作品『嫉妬』がそれを抜き、純文学カテゴリでは鞠目さんの『僕のお父さんはフラグ折り士です』、ヒロモトさんの『ネコチャンと天国で会う時の注意点』と四つ巴の戦いを繰り広げていました。
しかし私の作品だけがその後すぐにズルズルと落ち、他の3作品は今でも熾烈な戦いを繰り広げてらっしゃいます。
なぜ私の作品は早々にランク外に落ちたのか?
悔しさに「きいいいっ」と歯軋りしながら、その理由を自分なりに考えていました。
そこへたらこくちびる毛さんがご自分のエッセイで、自作の『引っ越してきた隣人が庭に竹を植え始めた』がなぜ伸びたのかを考察されているのを読みました。
『共感されやすい題材を選んだことが功を奏したのではないか』みたいなことでした。
それだけではないとは思うのですが、『なるほどなぁ』と思いました。
>竹という植物は実在するし、実にメジャーな植物である。
>だからこそ、その被害というか、厄介さについて知っている人は多い。
>そんな竹を隣の家に住む人が庭に植え始めたら、それだけでぞっとするのだろう。
>だからこのタイトルに興味を惹かれて読みに来た人が多くいたのだ。
(『ふと思い立ったことを書き綴る、たらこのエッセイみたいなもの』より引用)
他にもタイトルの上手さとか、私のように竹がそんなものだとは知らなかった人の驚きだとか、ヒットした要因は色々あると思います。
でも、確かに私も作中に登場する隣人のおばさんみたいな人に辟易した経験があり、そこに共感するものがあったし、
共感の力は強いんだろうなと思います。
私は自分のことを宇宙人と呼んでいます。
それは普通の人達に共感することがあまりないという理由によるものだったりします。
私の好きな音楽はまず間違いなくヒットなんてしません。
私が大好きなユーチューブチャンネルの動画は動物系のチャンネルを除くと、伸びても25万回止まりです。大抵は数千あるいは数百下手すりゃ数回です。
お笑いなんかでも友達10人がゲラゲラ笑ってる時に私は「しーん……」
私がゲラゲラ笑ってる時にはみんなが「しーん……」どころか不愉快そうに「つまんな!」とか傷つくことを言われます。
正直言います! 『なろう系』の面白さが私にはまったくわかりません!
共感性……
宇宙人の私には最も苦手とするもの。
でも、
それこそが私らしさなんだ!
私が共感性なんか意識して書いたところで、たぶん逆効果でしょう。
私は私だから、みんなが読んでヘンテコだと思うものを書こう。
それでptが伸びなくたっていいじゃない、仕方がないじゃん。
でも、もしかしたら、私にしか出来ないことがあるのかもしれない。
宇宙人、地球人様の中へ突撃します!