ハーレムになるために
4人に告白するのは犯罪になりますか?
結論!からして振られた僕ではあるが、幸か大幸か4人とも僕に好意があることが確認できた。
つまり!ハーレムを目指すチャンスはまだある!乗るしかない、このビックウェーブに!
そう決意した僕ではあるが、そのためには必要な課題存在する。
それらを無くす目標として以下の3つが挙げられる
①僕以外の男を消そう!
②百合っ子にしてやろう!
③日本をぶっ壊そう!
見ての通り説明は不要だろうが一応補足しておこう。
①に関して、僕は今奇跡的に彼女らに好かれているわけだが、付き合っているわけじゃない。もし彼女らが他の男に目移りしてしまえば、その男は間違いなく一発KOで持っていかれるだろう。そうならないためにも、他の男が視界から消えるくらい魅力的な男にならなければならない。
②に関して、彼女達が僕の告白を断った要因としてお互いの嫉妬心が大きいだろう。また、それぞれに構う時間が減ってしまうのも問題だ。
そこで大天災である僕の53万のIQと塩によって構成された脳で弾き出した答えとして、互いが互いを好きになれば嫉妬心は消え、僕がいない時も楽しめるかつ、みんなでいればより楽しい相乗効果が得られるという結果になった。
クックック 完璧。あまりにも完璧すぎる計画に笑みが溢れる。
③に関してだが、僕は彼女達と一緒になれたならば、当然だが結婚する。しかし、ここで日本の法律である一夫一妻制が邪魔をする。全く、なんて悪しき文化だ。そんなんだから少子化が解消しないんだぞ!?その固定概念に縛られた頭の硬い法律をぶち壊す必要がある。
まあ、いざとなれば海外にでも行けばいい。僕の英語力(18点)が火を噴くぜ。
以上の3点を目標とし、そのために全力を尽くす。
もう今の僕は今までの僕とは違う。周りの目なんて気にするのはもうやめだ!!!!!!!!!!!と
こんなところで
「どうだろうか?」
「いいんじゃないか」(諦め)
さすが親友、話が分かるぜ!
今現在、僕達はあの告白から数日が経ち、僕の家にてコソコソ噂話中である。
「だがお前もうかうかしてられないぞ?あの人達最近さらに言い寄られてるからな」
そうなのだ。元々他校どころか中学、果ては大人にまで迫られる彼女達だが、最近になってまた人気が出始めている。
「何があったんだ?」
「ん?そりゃお前、最大のライバルが振られたってんならチャンスだと思うだろ」
え?
「僕の告白見られてたの!」
「いや、お前の告白はおそらく俺しか見てないと思うが、お前が昼休み『告白する』なんて大声で言ってたのを聞いたんだろ」
あ、やべ、やっちった
「でも!どうして振られたって分かるのさ!」
「普通に聞かれたから振られたって言った。誰かまでは聞かれてないけどな。まぁ誰も4人に告白したとまでは思ってないだろうけどな」
え?何こいつ当たり前かのようにバラしてんの?え?処す?
「細かいことは気にすんなよ、それにあの人達も全部断ってるらしいし。『好きな人がいるから』って」
はへ〜。なんだろう、気持ちいいのやめてもらっていいですか?
なんだかんだで優越感を感じる。世界の美人の価値基準など分からないが、少なくともテレビで見る女優やアイドルなど目じゃないくらい彼女達はふつくしい。そんな彼女達の好意を知ったことで心に余裕が持てている。今の僕は何があっても怒らない自信があるし、おそらく烈◯皇にも勝てるだろう。
「てか、これからは僕と彼女達のイチャイチャ合戦が始まるんじゃないのか?初っ端で男同士の会話なんてむさ苦しいと思うんだ。だから颯人、おそらく君の出番は二度と来ない。せいぜい閑話くらいだろう。先に謝っておく、すまない」
「いやしょうがないだろ。学校でもお前妙に大人しかったし、語る内容がなかったんだろうよ。そんなんだったら今日、雪月さんでも誘ってデートでも行けよ」
「いや、展開的に学校での日常会を挟んでから休日デート会を入れるべきだと思うんだ」
「本音は?」
「い、今になってす、好きって言ったの恥ずかしいって気付いちゃった」
「え?バカなの?」
「だ、だけど勇気を振り絞ったかいはあった。僕がすごく好かれていることが分かったんだ!」
「急に惚気てくんな」
「そして気付いたんだ!それだけ好かれているなら大胆な行動を取ってもいいんじゃないかって!今なら僕は伝説のなでぽすら可能であろう!」
「そう簡単に上手くいくか?」
「ふははははははっ。月曜日、奴らの顔を真っ赤に染めてやんよ!!!!!!!!!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「的なことを今頃あいつは言ってるんでしょうね」
「そーくんらしいけどねー」
「先輩っていつもそうですよね!全く、女の子のことをなんだと思ってるんでしょうか」
「で、でも私、空君に頭なでなでされたら嬉しくなっちゃいます」
「ダメですよ小春さん!もしそれで喜んじゃったら『ぐへへ、やっぱりチョロいぜ!このままハーレムだって余裕だろ。あと真白って世界一可愛いよな』ってなっちゃいますよ!」
「ええ!?それは大変です!私頭を撫でられないようにします!」
頭を抑えるポーズをとる小春
「何そのポーズ!もー小春ちゃんはホント可愛いなー」
小春に抱きつく美桜
「わぁ!?もう!美桜先輩びっくりしたじゃないですか!それに、美桜先輩の方がとっても可愛いですよ」
「えー小春ちゃんには負けちゃうよー」
キャッキャと盛り上がる2人
「この光景を先輩が見たら召されるんでしょうね。実際、真白はそろそろ逝きそうです」
「確かにこれはなんとも微笑ましいわね。私からしたらあの中にあなたが入るともっといいと思うのだけど」
「それは無理な案件ですね。浄化されてしまいます。真白や先輩といった邪悪な存在はあの聖域に入ると滅されてしまいます」
「そう?私の目から見たら真白もすごく可愛い子なのだけど?見た目も、そして中身も。特に空の前では一生懸命なところとか」
「なっ///」
「ほら!すっごく可愛い」
真白の顔が真っ赤になる
「そうだよ!真白ちゃんとっても可愛いよ!」
「そうですね、真白ちゃんは私達の自慢の後輩ですよ」
「せ、先輩方!真白をいじめて楽しいですか!後輩いびりもいいとこですよ!真白は毒舌おちゃらけ担当を売りにしてるんです!そんなテンプレな役所に入れないで下さい!」
ギャーギャーと騒ぎ…
「さて、落ち着いてきたしそろそろ話を戻しましょうか」
「先輩が調子に乗ってるって話でしたよね?」
「ええ。そのため今後の方針としては今まで通りの生活をし、彼が何かしてきてもあまりリアクションしないようにする」
「私、我慢できるでしょうか…」
「うーん、私もちょっと自信ないかもなー。この前急に壁ドンされた時はキュンキュンしちゃったよ」
「ええ!美桜さん先輩に壁ドンされたんですか!あのチキンでいくじなしの先輩がよくそんなことしましたね」
「そうなんだよ!珍しく真面目な顔でさ!今思い出しただけでも…きゃー!!!」
「なっ!?ず、ずるいです美桜先輩!私も空君に壁ドンしてもらいたいです!」
「うふふ。悪いね小春ちゃん」
「そんな状況になったら、私もおそらく耐えられないと思うわ。そのため、そんな状況が来た時はやり返しましょう。逆に動揺させれば意識が逸れるはず。私達の目的はあくまで自身が選ばれること。彼に4股を推奨すること以外は何をしてもOKよ。誰が選ばれても恨みっこなしでいきましょ」
「はい!皆さんは強敵ばかりですがこの闘いだけは絶対に負けません!」
「先輩方には悪いですが勝つのは真白ですよ!」
「ええ!私そうゆうセリフ考えてなかったよ。え、えっと負けないぞー!」
4人で手を合わせ オー と叫ぶ
「それにしても先輩はいつの間にギャルゲーの主人公になっっちゃったんでしょうか?」
うーん、と皆が首を傾げる
「昔遊んでいた私の家の横に引っ越して来た時からかしら?」
「私が不良さん達に迫られてる時に助けてくれた時でしょうか?」
「私と曲がり角でぶつかった時とかじゃないかなー」
「はへー。皆さん色々あったんですね。真白そんな経験先輩にされたことありませんよ。それにしては先輩、主人公にしては思考回路が小物ですよね」
「そうね、それに明日前髪長くなったから切るって言ってたわ」
「え、えっと、私はゲームを詳しく知らないんですが、空君は勉強できませんし、運動もしたがらないし、空君のよく言ってるギャルゲー主人公さんとは似てないですよね?」
「まぁ私達の好きになったそーくんはただのそーくんだったって話だよ」
「美桜さん、いい感じに締めてますけど、結局先輩が雑魚って意味ですからね」
「ええ!?そうだったんですか!?私は空君のダメなところも含めて可愛いと思いますけど?」
「小春。あなたはダメな男に引っかかりそうで怖いわ」
「小春ちゃん。私こう見えてもちゃんと分別はできるタイプだから。何かあってもすぐ助けるからね!」
「もう!私だってちゃんとしてるんですからね!」
同じ男の子を奪い合っても仲のいい4人。きっと誰が選ばれてもその関係が崩れることはないのだろう。だけど選ばれるのはおそらく真白であるだろう。
「真白ちゃん。壁に向かって何を呟いていたんですか?」
「いえ、何でもありません。今日はとことん先輩の悪口で盛り上がりましょー」
「は!な、何だ!?とんでもねー百合の気だ。僕ワクワクすっぞ!」
「俺、別に百合の花なんて刺してないぞ?」
「そういう意味じゃねーよ颯人」




