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恋の法則  作者: イエま
1/1

第一部

俺はあの日、穴に落ちた絶対に落ちてはならない「恋の穴」に


俺は毎日ただ流れるように生活をしていた。いったて普通の高校2年生だ。

    

「よう、蓮、今日東高の女子たちナンパすんだけど一緒に行くよな。」


「わりぃ、今日はパス、バイト入ってるからそっち行かないと。」


「そうかわかった。」


俺は、高校生になってから部活には入らずカフェでバイトを始めたでも正直きつくてやめようか悩んでいる。


「また今度誘ってよ」


「あぁ、でもそんときにはもう彼女持ちになってるかもな、悪いな童貞」


「からかうなよ・・・」


俺は生涯まだ彼女を持ったことがない。中学までは女子と話すのがかっこ悪いとかいってたイタイ男子だったからだふと思うとかるくヘドが出る。今となっちゃその変な頑固さが今も残って、ただ女子と話せないシャイな男子高校生にしかなってないのに。

そんなことを思いながら今日最後の授業が終わった。考え事をしてたせいか一時間が5分の用に感じた。


「じゃあな蓮」


「おう、またあした」


俺の教室は3階にある。帰り道はその階段は全校生徒が使うため満員電車のようになる。こんなふうになるのは帰りと昼休みの限定コロッケサンドをめがけて走るときぐらいだろう。でも今日はなんだか騒がしかった。

その原因はすぐわかった。限定コロッケサンドが昼休みではない放課後に売っていたからだ。この学校は月の一度アポなしで放課後にコロッケサンドが発売される日が存在する。正直俺にとってはどうでもいいことに過ぎない。


「行くぞ」


後ろから大きな声が束となって聞こえる、おれはそっちの方向を反射的に見た。その声の持ち主はラグビー部と野球部だった。


「勘弁してくれ、こっちはバイトがあるんだ」


俺はついこえが出てしまった。この声はだれにも届かなかった。俺は決心した。「もうこれしかない」俺は小学生のころ校内鬼ごっこをしたときの必殺技「手すり滑り」をつかった。一瞬にして一階まで滑った。その速さ約10秒。


「ズルすんな」


俺に向けて罵声が響く


「別にコロッケサンドはいらなねえよ」


俺はバカにしながら言ってやった。無論、ムカついたからだ。


そんなことがありながらも無事バイト先に辿り着いた。2分遅れだった。自転車を店の裏に置き自転車置場にあるドアから店に入る。俺はなんか変違和感があったがその時は特に何も考えず早く準備する一心だった。


「すいません遅れました」


俺は学校の制服から店の制服に着替えて颯爽と手を洗い。カウンターまで素早く行った。


「おぉ来たか蓮くん。」


「すいません少し遅れました。」


「気にしないで、いまはそんなお客さんいる時間じゃないから」


ダンディーなマスターの声が心の奥えと響く。


「あぁ、そうだ今日から入った新人さん紹介するね。」


「は・・・はい。」


そう言うとマスターが店の裏にいるであろう新人店員を連れてきた。


その時、俺のすべてが変わった例えるなら色がない世界に色がついたのだ。白黒だったただ普通の世界に色がつくことですべてが変わった。こんな気持は初めてだった。


「この方が今日から新しく入った山崎莉子さんだ蓮くんとは火曜と金曜に一緒にカウンターで働くことになると思うからわからないことばかりだと思うけど優しい目で見てあげて。」


「・・・は、・・はい」


俺は莉子っていう名前しか知らない彼女が目の前にいるのが悔しかった。もっと彼女を知りたいからだ。俺はここが重要だと思い莉子という名前しか知らない彼女に話しかけた。


「よ、よろしくね莉子さん。」


「よろしくおねがいします。」


思ったとおりだ声もとてもかわいい。俺の心はとても暑かった。しかし、場の雰囲気はとても寒かった。誰も一言も喋らなくなったからだ。


「さあ、張り切って行くよ。」


マスターの声が店内に響き渡る。誰もお客様がいないだろうかいつもよりも声が若干大きく感じた。それとも、新人がいるから気合が入っているだろうか。正直どうでも良かった。


そうして仕事が始まった。店は大繁盛だ。俺自身もこの店でバイトをしようとした理由は、友達と店の前を歩いていたときに高校生が入るような空間ではないこの店によることにしたのがきっかけだ。そしたら、静かな空間にレコードの音が大きいはずなのに心に静かに響き渡るこの空間がとても好きになったからだ。俺はこのことを新人が来た事により思い出した。それと一緒に彼女が来た理由が知りたくなった。僕はそのことをおもいながらただコーヒーをカップにいれるだけだった。一時間ぐらい時間がたった。店はさっきと比べると若干お客さんが減っただろうかレコードの音がいつもよりも大きく聞こえた。おれはなぜか知らないが中学とは違う謎の緊張が出ていた。それでも僕は勇気を振り絞った。


「あ、あの莉子さんはどこの学校にかよっているんですか?。」


「私実は、最近こっちに引っ越したばかりで明日学校に始めて行くんですよ。」


「そ、そうなんですね〜」


また謎の無言の時間が続く。その時だった。


「蓮さんは、どちらの学校なんですか?」


「えっ・・・」


俺は自分に質問してくることを忘れていた。いつもの会話では日常茶飯事なのにこういうときには話せないのはなんなんだ。自分に少し腹がたった。


「ご、ごめんなさい」


「いや、あの・・・」


見てみろこうなっちまたじゃないか、馬鹿野郎自分の心のなかのだれかがおれに怒鳴りつける。


「俺は青馬高校っていう高校、これで せいまこうこう っていう。」


「あ、ありがとうございます。」


彼女の声がどことなく硬かったそのすがたに俺は少し笑えた、笑うよりかわいかった。


そうしていつもはちゃんと4時間に感じるバイトが一時間ぐらいに感じてバイトが終わった。


「よし、店閉めちゃおうか」


「は、はい」


俺はいつものように裏からシャッターを閉め、ドアに念のため鍵も閉めた。他にも換気扇をとめガス水道の確認トイレの確認、床などのフローリングの確認すべてを終えて、店の2階に住んでるマスターにあいさつをし、裏側のドアから外に出た。そして、来たときに感じた違和感の正体に気づいた。その原因は、俺の自転車以外にも、もう一つ自転車があったからだ。その自転車は彼女のものだった。なんか、スッキリした。


そして、家に帰るため、自転車の鍵を解除し、ペダルに足をかけた。こういうときが一番困るものだ。恐らく読者の皆さんは作者のへダクソな文できずいていないだろうけど、今店の外には俺と莉子の二人しかいない状態である。さあどうする蓮16歳


「じ、じゃあ帰るね」


「あ、はい、お疲れさまでした。」


つまらない返事だった、でもそれでいいのかもしれないまだまだ道は長いのだから。


そうして自転車を漕ぎ始め、きずいたら家だった



                                    第一話 完 第二話へ続く

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