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災難勇者の帰還計画(仮)  作者: 九十九神
第一章 日常から非日常へ
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第一章 十一話 魔法属性

設定を考えるのは楽しいですね。

キャラクターたちを動かすのは難しい……

世名(せな)たち、召喚者の魔力量と適正属性の確認が終わった。


「勇者様方、魔法適正と魔力量の測定にご協力いただきありがとうございます」


「セナ様以外の魔法適正が単体であること、他の勇者様方が魔法適正に重複が無いのはとても興味深いです。」とアルフレッドが言った。


 アルフレッドは周囲の兵士たちに、測定の魔法具を片付け、世名(せな)たちが座れるように机と椅子を用意してくれた。

アルフレッドは世名(せな)たちに座るように促し、世名(せな)たち全員座るとアルフレッドも椅子に座った。

アントンやアルフレッドと一緒に来たおそらく魔術師の男性二人はアルフレッドの後ろに立っていた。


魔術師の男性がどこからか硝子でできたような水差しを取り出し、魔法で水を満たし沸騰させハーブのような葉っぱを入れてお茶のようなものを作っていた。


「勇者様方には、昨日の召喚からこれまで詳しい事情の説明ができず、心苦しく感じております。勇者様方の実力を確認させていただいたのちに、お話するか判断する事になっておりました」アルフレッドが申し訳無さそうに言った。


「……ということは、詳しい説明をしていただけるのでしょうか? 」と朝陽(あさひ)が聞いた。


みんな、アルフレッドに注目していた。


「残念ながら、私がお話していい内容は勇者様方の魔法使用に関することだけなのです」とアルフレッドが言った。


お茶を作っていた魔術師の男性がアルフレッドと召喚者全員にコップと注いでくれた。


「こちらは薬草茶です。疲労回復や精神安定の効果がございます」と魔術師の男性が言った。


アルフレッドがまず最初にお茶を飲んだ。

それを見て、召喚者たちもお茶に口をつけていった。

世名(せな)も薬草茶を飲みながら、ほんのり甘いハーブティーみたいだなと思った。


「まずは私から今日測定した魔力や魔法適正について、お話させていただきます」とアルフレッドが世名(せな)たちを見ながら言った。


――

アルフレッドの話では、この世界の魔法には八つの属性があるそうだ。


風や空気の流れを司る風属性――


炎や熱を司る火属性――


金属や電気を司る金属性――


水や冷気を司る水属性――


時間や空間を司る空属性――


土や砂や岩を司る地属性――


生命や光を司る命属性――


影や重力を司る闇属性――


この属性に適正のある人間はその属性の魔法を行使する際のに必要魔力量が小さくなったりするなど恩恵がある。

属性に適正がなくとも、呪文と効果と必要魔力さえあれば使用することはできる。

魔力の込める量や適正によって、同じ魔法でも効果や規模が変化する。


「あ……私が昨日水を出す魔法を使ったときに溢れたのは……」と輝夜(かぐや)がつぶやいた。


アルフレッドは輝夜(かぐや)を見ながら、

「そうですね。カグヤ様は水にかなり強い適正がございますので、水属性の魔法を使用するときの魔力が少ないので杯から溢れたのでしょう」と言った。


颯一郎(そういちろう)も空属性に適正があったから、服を小さくする魔法が使えたのかなと世名(せな)は考えていた。


「世名(せな)が僕たちが使えなかった魔法も全部使えたのは、全属性に適正があるからなんだね」と朝陽(あさひ)が言った。


「……チート主人公……ホントなら俺が……でも闇属性特化もかっこいいし、俺は闇属性を極めるぞ! 」と紫道(しどう)が言っていた。


他の召喚者たちも各々、自分の適正について考えていたようだった。

大地(だいち)は「地属性ってなんか強くなさそうだなー」と残念そうに言い。

撫子(なでしこ)は「命属性ってどんなものなのかしら? 」と首をかしげていた。

颯一郎(そういちろう)は「空属性……僕に使えるのかな……どんな魔法があるんだろう」と不安ながらも期待していた。

鉄人(かねと)はなにか思案しているようだった。

凪(なぎ)は「全然覚えられないんですけど……」と難しそうな顔をしながらつぶやいていた。


世名(せな)は自分の全属性適正は、世名(せな)自身のものなのか、セナの身体によるものなのかを考えていた。

僕にすごい力があるっていうのは、テンション上がるけど、この身体のおかげな気がするな……みんなと同じように自分の体でこの世界に来ていたらどうなってたんだろう……


アルフレッドは世名(せな)たちが落ち着くまで待ってから、話を続けてくれた。


――


世名(せな)たちを召喚した国、キトワ王国では王国民は農民から町民、兵士も王族もみんな魔法が使えるそうだ。

魔力量や適正属性に違いはあるが、自分の飲み水を出したり、服の大きさを合わせたり、手元を照らしたり、刃物の切れ味を上げるなどの生活魔法はその魔法の効果と呪文を知っていれば、親から子供に教えられたり、裕福な家庭では学校のような場所で教えられるらしい。


農民や町民は生まれ持った魔力量は生活や仕事に使えるくらいの量だが、五百年ほど前に召喚された勇者の血を引いている貴族や王族は魔力量が高いらしい。


魔法には小規模の生活で使用する魔法や、大中規模の攻撃に使用する魔法など様々らしい。


「魔法を行使する際の呪文は古き言葉や精霊語などと呼ばれています。精霊語を深く学ぶことで新しい魔法が生み出せることもございます」とアルフレッドが言った。


魔法は講師する魔法のイメージと魔力を発動させるための適切な呪文が必要となるそうだ。

召喚された勇者には精霊語に長けたものも多く、新しい魔法の開発も召喚された勇者に期待されているらしい。


「今までの呪文って、なんかただの英語だったよね? 」と凪(なぎ)が言った。


「精霊語とか難しい感じではなかったですね。英語というよりも英単語という感じですね」と輝夜(かぐや)が同意した。


「言葉が翻訳されてるって言う話だったから、その精霊語とかも俺たちにはただの英単語になってる……とか? 」と朝陽(あさひ)は思案していた。


「俺英語苦手」と大地(だいち)が言った。


「僕もあんまり得意ではないです……」と颯一郎(そういちろう)が言った。


「あたしも苦手……」と凪(なぎ)も辟易した顔で言った。


「僕も得意ではないですね」と世名(せな)も同意した。


世名(せな)たちが相談しているとアルフレッドが話出した。


「エイゴというのは、過去の勇者様が精霊語のことをそのように表現されることもあると聞いたことがございます」と言った。


「……そろそろ火の刻ですね。訓練場で実際に適正のある魔法を使用していただきましょう」とアルフレッドが続けた。


「よし! ようやく俺が魔法を使えるときが来た! 」と紫道(しどう)は椅子から立ち上がり、訓練場の方へ走っていった。


アルフレッドや世名(せな)たちは紫道(しどう)の様子に若干引きながら見送った。


「さ……さあ、勇者様方、向かいましょう」とアルフレッドが言った。



キトワ王国民の魔力量と適正の参考値を記載します。(現時点での設定のため、矛盾が出たら変更する可能性があります)


一般的な町民 魔力量:200~500

 適正属性はバラバラ 最低限の魔法しか必要無いため、低め


一般的な農民 魔力量:200~700

 命と空の属性が多い 村を守るためや、農具を使用するために町民に比べると高め


一般的な兵士 魔力量:500~1,000

 攻撃や戦術に使うため、火・風・水・地属性が多い


上級兵士 魔力量:1,000~10,000

 基本的に一般兵と似たように火・風・水・地属性が多い


王族・貴族 魔力量:20,000~60,000

 全属性や、五~七属性を持っていることが多い


訓練などもしていない召喚者たちが最初から1,000以上の魔力を持っているので、

一般的な兵士と比べるとそこそこですが、召喚で必要なコストで見ると全然釣り合っていません。

勇者は特殊な体質で、魔力の成長が現地民よりも早く最大量も伸びていきます。


クリアウォーターやフィッティングで必要な魔力は適正無しで10消費、適正があると半分やそれ以下で済むというイメージです。

数値はあくまで参考値です。コンディションによって左右されることや必要量にも個人差や魔力の込め方で差があります。

魔力枯渇でも死ぬということはなく、あーすごい疲れたー眠いー倒れそうーという状態になります。

休憩や食事や睡眠で徐々に回復していきます。

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