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奥二重を語ることにする。

作者: あけぼの

あなたは一重?二重?それとも...


”奥二重”


これをどう語ろうか。まず一重や二重、それらを気にし始めたのは中学生になるぐらいだった。そこら辺から段々、洒落っ気づいてきた頃だ。身の振る舞い、服装、面倒臭いがそんなものを気にし始めた。


私の顔はよく普通だと言われる。友人からすると、


「いや~、ね?アンタの顔って別に可愛いって感じでもないし...かといって不細工ってほどでもないし...うん、そう、アンタ『普通』なのよ。」


何様だ!! そんなことを心の中で呟きながらも私はえ~、ちょっとショックなんだけどw など、当たり障りない、友人に返す言葉としてはグッドな言葉を返せたと思う。内心ムカムカだけどね。


さてさて、友人に言われて改めて鏡をマジマジと見つめる。確かに、友人の言う通りだろう。ほんの少しだけ厚い唇、カサカサと

はいかないけどツルツルとも言いがたい肌、別段、誇ることもない茶髪が少し混じったロングヘア。糸目な訳では無いがパッチリとも言わない瞳。そして、”一重”


あー、一重じゃん、私。うっそ。皆二重なんだけどなー、あーでも一重の子も沢山いるっしょ。探せば。

そんなことを思って鏡から立ち去ろうとした。


だけど悲しきかな。少しの希望を、私、やっぱり二重何じゃない?そうじゃない?とか思う自分。悲しいね。


まあそしたらなんと。わかっちゃった訳ですよ。自分が…………

「「奥二重」」ということに!!!

いやあ、まいった、まいった、まさか自分が奥二重とは!

今まで奥二重とか中途半端じゃね、とか思ってた自分を殴りたい。私、奥二重やーん。(真顔)


まあそんな心の葛藤らしきものを鏡の前で続けて...そんなこんなで私は奥二重なのを認識しましたとさ、終わり♡

















と、まあ、別に終わりでも良かったんだけどね。もう少し語るとする。


自分が奥二重とか認識した、脱・夢見ガールの私は自分が、

奥二重と認識しながら、数ヶ月間が経ちました。


しかしッ!事件は起こったのです!1日も忘れられない、あの...


「 ちょ、見て~、私二重なんだけど~、一重に出来るの~、凄くない? 」 がッッッ!


事の始まりは塾友達と合唱コンで他クラスの合唱を聞いてる時でした。合唱コンの席は選べなくて、私はまあまあ仲がいい塾友達と席が隣になり、周りにも特に仲がいい子も居なかったのでその子とお喋りをしていました。


そしてお喋りも中盤になってくると中々にヒートアップ。その塾友達とも仲が前より深まった感じもしてたんです。しかし事件は起こった...。


私「え~、自慢出来ること~?じゃあ見ててね?必殺、耳ピクピク!」

友「ちょwウケるwwwジワるわw」

私「ウケすぎでしょー。じゃあそっちもやってみてよw」

友「ちょ、見て~、私二重なんだけど~、一重に出来るの~、凄くない? 」


おう、そうだな。うん。確かにアンタは二重で目をこすったらなんか一重になってるね。ああ、すごいね。すごいね。


だからどうしたぁぁーー!?!?!?!?!?!?!?


は?は?は?アンタは私に叩かれたいのか?あ?そうなんだな?お前何なん?いやもうぶっ飛ばすよ?ホームランいっちゃうよ?1点とっちゃうよ?


はぁ、虚しい。ただ分かっていること、私は今日も奥二重と共に生きていく。








作者は奥二重なんです。語ってみました。

この作品は息抜きに書いてみました。

なんか奥二重って中途半端じゃありません?

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