表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
国防軍!連合軍を迎撃する!  作者: FPS素人プレイヤー
14/82

3.生存

あの山口と有賀が生存したわけとは?

1942年 6月6日

ミッドウェー海戦で「赤城」「加賀」「蒼龍」が沈み「飛龍」が最後の抵抗で米空母「ヨークタウン」を大破にする事ができた。

だがとうとう「飛龍」も限界が来た。

段々と左に沈み退艦命令が出て乗組員が避難した。

だが山口は退艦しなかった、山口は艦と共に運命を最後にしようとしたのだ(史実では艦長の加来も残ったが山口の説得で退艦した)。


「飛龍」艦橋

艦橋は傾いており段々と海面に近づいていた。

山口

「(私の運命もここまでか・・・せめてみんなが無事に本土に戻れる事を祈るか・・・)」

山口も覚悟を決めた時だった。

「ダメ・・・」

山口

「?誰だね?」

「ダメ・・・あなたは生きて・・・」

山口の目の前に日本海軍の服を着ていた女性が現れた。

山口

「君は誰かね?退艦はしないのか」

女性

「名前はいい、それより多聞丸は生きて」

山口

「どうしてだね、私は船と共に運命をたどるのが本望なのさ」

女性

「ダメだよ多聞丸だけは生きて・・・あなたは日本を救うために生きて・・・」

山口

「私は・・・」

女性

「お願い!死なないで!日本を救うのにあなたが必要なんです!」

女性が山口を説得するかのように泣いた。

山口

「・・・わかった君がそう言うなら退艦しよう」

女性

「多聞丸・・・」

山口

「ただし・・・君の名前を聞いてくれないかね」

女性

「私の名前は・・・ひりゅ・・・」

ザーーー

艦橋に水が入って山口を呑みこんだが割れた窓から脱出した。


山口が海面まで泳いだ。そこには先ほど退艦した乗組員のボートがあった。

乗組員A

「か・・・閣下!」

乗組員B

「おい!閣下が生きてるぞ!」

乗組員C

「急いで閣下を乗せるんだ!」

そして山口は生存し本土で治療した。


1945年 4月7日

沖縄へ水上特攻へ向かった「大和」以下軽巡・駆逐艦の9隻が沖縄に向かった。

だが戦闘機の来襲があって交戦したが「大和」も限界が来たて退艦命令が出た。


「大和」艦橋

艦橋には艦長である有賀幸作がいた。

有賀

「すまんな大和・・・沖縄に行けなくて・・・」

「ダメ・・・あなたは生きて・・・」

有賀

「だ・・・誰だ!?」

有賀の前に日本海軍の服を着た女性が現れた。

女性

「有賀さんは生き残ってください」

有賀

「ありがとう、でも私は・・・」

女性

「いいです!あなたは充分に戦いました!だからあなたは日本を守るために生きてください!」

有賀

「しかし私には・・・」

女性

「大丈夫です!あなたなら絶対にできます!」

有賀

「・・・わかった君の言う事を信じよう」

女性

「有賀さん・・・」

そして有賀が艦橋から出ようとした。

有賀

「あっ忘れてた君の名前を聞いていなかった」

女性

「そうですか・・・私の名前はや・・ま・・・と・・・」

名前を言ったのように女性が消えた。

有賀

「(今のは・・・)」

有賀が考えている内に脱出して駆逐艦に救助された。




山口

「と言うわけなんだ」

有賀

「あの女性が現れなかったらあなたに会えなかったかもしれない」

大山

「そうでしたか」

山口

「なので、昭和の証人は我々でお願いします」

大山

「わかりました。2人の命、この大山が引き受けます」

ミスター・クロダ

「決まりましたね。ではあなた方には戦艦「長門」で平成に戻します」

大山

「(長門か・・・まだ生きていたか)」


そして3人を乗せた「長門」が光を呑みこみ姿を消した。

やがて大山は「長門」と2人を連れて平成に戻る・・・

ご意見・ご感想お待ちしてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ