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国防軍!連合軍を迎撃する!  作者: FPS素人プレイヤー
13/82

2.別の世界の日本へ

大山が飲み込んだ光の先とは・・・

????年 ??月 ??日

突然現れた男性、ミスター・クロダが謎の光を出して日本総理大臣大山明久を飲み込んだ。

大山

「(一体いつまで続くんだこの光は・・・)」

やがて数秒後に光の出口から出た。

大山

「な!?ここは・・・空中!?」

ミスター・クロダ

「はい、飛んでいるに近い状態です」

大山

「・・・あなたは神なんでしょうか・・・」

ミスター・クロダ

「いえ、私は神でも何でもありません」

大山

「それじゃ・・・あなたは一体・・・」

ミスター・クロダ

「さてお喋りはここまでにして行きましょうか」

大山

「え?どこに?」

ミスター・クロダは何も答えずに下に下りた。そこには過酷な事を見ることになった。

大山

「な!・・・これは・・・」

地上は街や森が焼け野原状態に驚愕した。

ミスター・クロダ

「いかがですか?」

大山

「こ・・・これは一体・・・」

ミスター・クロダ

「これは米軍による爆撃です。そうここは西暦1946年11月6日の日本です」

大山

「ばっ・・・馬鹿な!日本は1945年8月15日に降伏したはずだぞ!」

ミスター・クロダ

「いえ、本来はあなたの言った日に投降する予定ですがアメリカが無茶な条件を出して日本はこの条件を呑まずに抵抗を続けています」

大山

「そして今はこの状況か・・・」

ミスター・クロダ

「はい、それじゃ次はあそこに行きます」

大山

「あそことは?」

ミスター・クロダ

「軍本部です」

また光が出て大山を呑みこんだ



東京 日本軍本部

会議室は重い空気が漂っていた。

総司令官

「現在の状況は」

陸軍士官A

「敵はB-29などの爆撃を繰り出して防衛線も限界です」

陸軍士官B

「戦闘機を出撃しても敵機と対空砲で約8割が撃墜されました」

海軍士官A

「漁船に扮装した哨戒艇も敵にばれてほとんどが沈みました」

海軍士官B

「現在の残存艦はまだ修復が終わっていません」

総理

「・・・・・」

総理大臣である井上武三いのうえ たけぞうは数々の凶報を聞いて表情が暗くなった。

井上

「(このままじゃ日本が負ける前に国民の犠牲が増えてしまう)みんな聞いてくれ」

井上の言葉に各軍人と官僚が向いた。

井上

「このままでは日本が滅亡してしまう。だからこのために降伏を決意しようとした」

井上の言葉に会議室の人たちがざわめいた。

陸軍士官A

「そ・・・総理、正気ですか?」

井上

「ああ、このまま滅びるのを待つだけだ。少ないかもしれないが我慢してくれないか」

総司令官

「・・・・・わかりました、降伏をしましよう」

総司令官が決意をしたようだ。

井上

「すまん・・・俺のわがままに付き合ってもらって」

陸軍士官A

「いいですよ、私たちは総理と天皇陛下に付いて行くだけですから」

海軍士官A

「最後まで付き合います」

井上

「・・・みんな、本当にスマン・・・」

井上がみんなに深く頭を下げて降伏寛文を書こうとした。

ピカーーーーー

突然、会議室内に激しい光が出た。

陸軍士官A

「な!何だこの光は!?」

海軍士官B

「アメリカの原爆か!?」

光が数秒続き光が止んだ。

大山

「ここは?・・・」

光から大山が出てきた。

陸軍士官B

「な・・・何だお前は!?」

海軍士官B

「おのれ・・・!どこから入ってきた!」

各軍士官が軍刀や十四年式拳銃を取り出して大山に向けた。

井上

「何者だね!名を名乗れ!」

仕官に守られながらもひるむことなく井上が声を上げた。

大山

「私は第113代目総理大臣の大山明久だ」

陸軍士官C

「総理だと~ふざけんな!本物の総理はここにいる井上武三総理大臣だ!」

海軍士官C

「貴様はアメリカの手先か!」

総司令官

「だったら問答無用で叩ききる!」

仕官が今でも大山を切りかかろうとした。

井上

「待ちたまえ!」

総理である井上が一喝した。

海軍士官C

「総理、この方は」

井上

「命令だ。刀と銃をしまえ」

海軍士官C

「・・・了解」

武器を出した日本軍は刀と拳銃をしまった。

井上

「あなたがミスター・クロダ殿に連れてこられた未来の者ですよね?」

大山

「その通りだが彼を知ってるのかね?」

井上

「はい、私は信じられないと思いましたがまさか本当ですとはね。それで私からの頼みがあります。連合軍は我が物顔で日本に侵攻し何の罪もない民間人が次々と殺されていきます。どうか大山君の軍を派遣して奴らを追い払ってください」

井上が渾身の願いを込めて頭を下げたのであった。

大山

「・・・わかりました。だが、我が軍では動く事は簡単ではありません。何か昭和から来たのである者が必要と思います」

井上

「その事ならミスター・クロダ殿がある人を行かせるようにしました。入ってくれ」

井上の合図と同時にドアが開いた。

その2人は海軍の服であるが大山は彼らに見覚えがあった。

大山

「あ・・・あなたは・・・
















山口多聞中将に有賀幸作中将!?」

2人の登場により会議室内の人たちがざわめいた。

山口中将はミッドウェー海戦で「飛龍」と共に戦死し有賀中将も菊水作戦で「大和」と共に戦死したはずの人物が今もいた。

山口

「この反応って事は君の時代では私は死んでいたのかね」

有賀

「でも私は正真正銘の本人です」

またも会議室内の人間たちがざわめきを激しくした。

海軍長官

「どうして山口中将と有賀中将が・・・」

山口

「私はある女性に助かったんだよ」

大山

「女性?」

有賀

「話が長くなるけど聞いてくれ」

そして2人の話が始まった。


山口多聞と有賀幸作が生存したわけとは?

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