1.始まり
日本本土侵攻の傾向はあってるかどうかわからん・・・
※2014/9/30変更点
執行部隊ではなくSPに変更、拳銃はP226
2025年 11月 6日 22:13 首相官邸 総理執務室
執務室の机には1人の男がいた。
彼は第113代目総理大臣の大山明久。
彼は日本を愛しカリスマが高いことに日本国民だけではなくアメリカ・ロシア・ヨーロッパ各国などの信頼が高かった。中国・韓国・北朝鮮以外は・・・
そんな彼は部屋で本を読んでいた。それはアメリカが日本本土侵攻に関する本。もし日本があの時無条件降伏をせずにアメリカが本土に上陸した時の作戦などが書かれていた。
大山
「(アメリカは鹿児島から上陸して博多から中国地方・・・その後四国を侵攻・・・)」
またページをめくって
大山
「(その後は除々に侵攻して最後は北海道か・・・)」
またもページをめくって
大山
「(もし東京までの予測被害は日本側は民間人を含めて約5000万人・・・アメリカ側は約2000万人か・・・)」
大山は本を閉じた
大山
「(もし国防軍が介入したとすれば・・・空軍約1~2個師団、海軍1艦隊、陸軍3個旅団ぐらいなら日本はおろか沖縄や硫黄島も奪還可能だな、まあできたらの話だけどね)」
男性
「ふむ、なかなか興味のある話だね」
突然横に謎の男性が現れた。
大山
「!!誰だね君は!?」
大山が驚いて立ち上がった。
男性
「私の名は・・・そう、ミスター・クロダと呼んでいただこう」
大山
「ミスター・・・クロダ・・・」
ミスター・クロダ
「大山首相・・・私は未来の日本から来ました、でも未来と言っても別次元の世界から来た者です」
大山
「未来の・・・日本・・・それに・・・別次元」
大山が信じられない表情をした。
大山
「まさか・・・そんな漫画や小説みたいな非科学的な事を言うとはね」
大山が苦笑いをして机の裏側にあるボタンを押そうとした。
ミスター・クロダ
「無駄です、私が時間を止めましたから誰も来ません」
大山がかなり驚いた。
大山
「な!何!?・・・あっあれ?故障か?おーーーい!誰か来てくれ!」
大山が叫んだが誰も来なかった。執務室の近くには特務執行部隊がいるはずが来なかった。
ミスター・クロダ
「言いましたよね時間を止めたと、大丈夫ですよ別にあなたを殺すとかに来たんじゃありませんから」
大山
「・・・君の目的は何なのかね?」
大山が諦めたのように話しかけた。
ミスター・クロダ
「大山首相は日本本土侵攻をどう思いますか?」
大山
「どう・・・と言われてもな・・・まあ、予測被害だけどあまりにもひどいな・・・」
ミスター・クロダ
「そうです。あなたにはこの世界を見てもらいたいと思います」
大山
「こ・・・この世界って?」
ミスター・クロダ
「ご覧ください」
ピカーーーーー
突然ミスター・クロダの後ろからものすごい光が出た。野球ドームの照明スタンドを目の前にいた感じだった。
大山
「な!・・・何だ!この光は!?・・・・・」
光が大山を呑み込んで消えた・・・
数十分後・・・
トントン
特務執行部隊の1人が執務室の扉をノックした。
SP
「総理、次の飛行ショーに関する書類が来ました」
だが返事も物音もしない。
SP
「総理?」
またもノックしたが返事がない。たとえトイレに行く時でさえも伝えるはずだ。
ドンドン!
SP
「総理!」
激しく叩いたが何の反応もない。執行部が内側からP226を取り出してドアに体当たりをした。
バキン!
ドアが破壊し転がって机に向かって拳銃を向けたが誰もいなかった。椅子が転がった後があって何かあったかのようだった。部屋の隅々を探したがいなかった。
SP
「そんな・・・どこに・・・とにかく連絡を・・・」
SPが無線機を取り出した。
SP
「こちらアルファ、執務室から大山総理がいません、すぐに出入り口・屋上・非常口を封鎖してください」
最早首相官邸内は蜂の巣を突いたような騒ぎとなった。
大山はどこに消えたか?
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