表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
61/65

浮舟4

「ようやるなあ、匂宮は。昔のわしでもあそこまでは」

「東宮におなりかというお立場であられるのに」

「明石の血かもしれぬ、あの一途さは」


お二人の行く末を危ぶむ天空の源氏と柏木でした。


その日は事前に連絡がありましたので準備は万端

整っています。


前回の突然の訪れの時のように、

物忌みのための方違えと皆に心得させてあります。


川向うのお屋敷へと小雪舞う中、匂う宮と浮舟は

舟でこぎだします。


「橘の 小島の色は かはらじを

    この浮舟ぞ ゆくへしられぬ」


まる二日の間お二人は誰にも邪魔されずに愛の限りを

尽くされましたご様子です。


そののち薫の君から間もなく京へご引越しの準備が整

いますと連絡があり母君も大喜びしておられます。


ところがある日双方の使いの者が鉢合せをしてしまいました。

薫の君は疑いを起こして警備を厳重になさいます。


とうとう匂宮は山荘に近づくこともできません。

犬にも吠えられ這う這うの体で京へ戻られます。


姫様は匂宮との不倫が発覚した時のことを思うと

もう生きた心地が致しません。考えあぐね疲れ果てて

宇治川へ身を投げようと決心されました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ