残り僅かな自由
面接を終え、店長の愚痴もどうにかクリアー!あ〜疲れた…。
あの時、未来が店長の事呼びに来なかったらと思うとゾッとするよ…。
太一も、心なしかげっそりした表情をしていた。
俺達は、店にいる時、少し店の内容を聞いていた…
この店は、訓練校として登録されてるらしい。
卒業して、すぐに研修に入るみたいだ。研修内容は、教えてくれなかったけど…。
練習は、強制的にやる日と、自主的にやる日があるらしく、トレーニングルームが他の場所に完備されていて、自由に使える。幹部がカギを持ってるらしく、お願いして見てもらう。その他にも、男子寮、女子寮もあり、設備は充実していた。
週に二回、ミーティングがあり、それも班が別れてて、教育、動員、材料、幹部と…。
店の事を熱く語り始めた店長…。徐々に声がデカく…。俺達は、その勢いに負けそうに…。
そこに未来が来てくれたんだ!
『店長!うるさい!お店の中まで聞こえてきますよ!お客様、来ましたので宜しくお願いします。』
未来は、眉を寄せて店長を叱る!
その後、俺達を見て微笑みドアを閉めた。
店長は、下唇を出して“まただよ”って…。
忙しくなってきた店内は、活気に満ち溢れていた。忙しくなればなる程、笑顔が出て雰囲気が良くなる。そんな店を目標にしてるらしい。店長の、理想のお店になってきてるって笑顔で語ってた。
太一と、歩きながら思った。もしかしたら、凄いお店に俺達入るんじゃ…。
店長は、あまり言いたくなかったのかも…。店に入る前に辞めちゃう人、いるかもね…。ココにも…一人。
太一…、何か微妙な顔してるな…。少し心配だった。でも、俺が心配した所で最終的には自分で決める事だから…な…。
歩きながら思った。太一、残り僅かの学生生活をエンジョイしような!太一の肩をガッチリ掴み、『楽しむぞ!』。太一も、覚悟を決めたみたいだ。『おっしゃ!』って…。
その夜、未来からいきなりの誘い…。俺と太一のちょっと早めの卒業パーティだって…。いつも、いきなり…。
『司君?太一君と一緒に“ 呑 ”待ってるね!』ピッ…プープー…。
ワガママ星人め…。
結局、太一と共に居酒屋に向かった…。いきなりの誘い。俺達は、ニヤニヤと笑いながら向かうのであった…。
居酒屋で、ドンチャン騒ぎになるのは言うまでもない…。
飲み会となると、俄然元気になるはずの太一。
顔では笑っていても、いつもと違うな…。少し、無理してる気がする。
大丈夫かな…




