表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

岩山での対戦、そして、悲劇の王子との出会い

メルドラに向かうべく、岩山を登っている途中、ダレンが「熊でも出てきそうだなぁ。」と冗談混じりに言う。カイはふっと笑い、「熊じゃないけど、人はいるかもな」と言う。ダレンは、「そうだな、それも10人くらいいるかもな」と返す。すると、岩の影から、10人くらいの山賊が出てくる。リーダーらしき人物が、「いつから気づいた?」と聞く。カイは、「んー…最初から」と言う。ダレンは、「あんたら気配隠すの下手くそなんだよ」と嘲笑う。リーダーは、「いつまでそうやっていられるかな?」と額に青スジを立てて言う。山賊のうちの1人が、横からダレンに襲いかかる。ダレンは、「あんたらなんかと戯れてる暇ないんだよ」と言い、手を横に向ける。すると、手の先から、雷が発生し、敵に着弾。感電して倒れてしまう。「悪いけど"能力者"なんだよね俺。俺の能力は、雷を生み出して、発射したり、自由自在に操れる。ま、ありきたりな能力だな」と言われても無いのに、説明する。「こっちのカイは…」と言いかけるも、カイが首を振る。言うな、という合図。「あ、言われたく無いそうなので、僕1人で制圧しちゃいまーす。」と軽く言う。「死んでも知らんぞ」と山賊の1人が言う。

ーー数分後、山賊は、岩山で一列にのびていた。カイが「どうだった?強かった?」と聞く。ダレンは、「いいや。全く」と笑いながら答える。カイは、「そんなこと言ってるけど、かすり傷多くね?」と笑いながら言う。じゃれあいながら、山頂を過ぎた岩山を下って行った。


山を降りた後、「ちょっと水飲みに行かないか」とダレンが言う。カイは、「行ってきな」と言う。ダレンが、森の泉まで行って、水を飲んでいると、カサカサっと、物音がする。ダレンは、素早く剣を握る。そのまま、2分、3分と時間が過ぎる。ダレンは、剣を握りながらも、歩いて、カイの元へと向かう。そして、誰かいることをカイに伝える。カイが、泉の近くまで来ると、またガサガサと音がする。カイが、身構えると、後から、啜り泣くような声が聞こえる。「用心しろよ。罠かもしれないぜ」と言うダレンの忠告も兼ね、草むらの向こうを恐る恐る覗くと、うずくまっているリーフを見つける。

「いた!リーフだ!」とカイが声を張り上げる。ダレンも、急いでリーフの元に走る。リーフは、2人に気づき、「カ…カイ…?」と掠れた声で呟く。カイは、「あぁ。久しぶりだな」と微笑んで言う。リーフは、そのまま、カイの胸元で、声を上げて泣いた。カイは、ダレンに「今日は此処で泊まろう。周りに追っ手がいるかもしれない」とダレンに言う。

ーー夜、カイがリーフに事情を聞く。リーフは、城が攻められ、地下道から逃げたことを話した。カイは、「…メルドラの街はおそらく、もう壊滅してると思う。でも、リーフ、君は悪くない。だから、あんまり自分を責めないでくれよ」と、リーフの肩に手を置いて、言った。それだけ言って、立ち上がり、ダレンの元へと戻っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ