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……こんなに若いなんて

3人の名前の由来はマッチや東山の「アンダルシアに憧れて」からです。

 


 それから30分後に、必要な手続きを全て終わった俺達は、とある場所を目指して歩いている。

 因みに、俺が出した白金貨1枚はエミリー達が働いて返す事になるが、無利子無催促で返済期限は40年以内とした。


 勿論、エミリー達は当然として、商業ギルドのギルドマスターも抗議したが、白金貨1枚なんて俺が森に入って、20分も有れば稼げる金額だから抗議は却下した。


 そして俺達は今、王都で第1位の奴隷館に来ている。

 理由は、エミリー達だけでは、簡単に暴力で蹂躙されるからだ。

 そんな訳で、エミリー達と店を護衛する者として、奴隷を買いに来た訳だ。


「ようこそ、奴隷館ガルザックへ。

 私、館長のガルザックが応対いたします」

「館長自らが?」

「はい。 当館では初めて来られる方は、全て館長である私が担当する事にしています」

「理由は?」

「その者が、誰と繋がっているか分からないからです」

「確かにそうだな。 もし俺達と王族が繋がっていたら、この奴隷館は王族を敵に回す可能性が有るのだからな」

「左様でございます」

「さて。 此方の要望だが、全て女性で、冒険者で言う所のCランク以上で、護衛が出来る者が3人だ」

「畏まりました。 少々、お待ちください」


 ……待つ事、30分後


「お待たせしました」


 館長ガルザックの後ろには、20人の女性の奴隷が居た。


「流石は、王都で第1位の奴隷館だな」

「ありがとうございます」


 この後、奴隷の自己紹介がされ、俺達からの質問をする。

 その結果、エミリー達は3人の奴隷を選んだ。


 Bランク直前だったCランク冒険者のアン。

 中堅Cランク冒険者のマル。

 同じく中堅Cランク冒険者のジア。

 アンは風魔法を使え、マルは水魔法が使え、ジアは土魔法が使える。

 そして、奴隷の隷属契約は3人別々にした。

 主人をエミリーだけにすると、エミリーに何か有ると、残った2人や奴隷達が何も出来なくなるからだ。


 奴隷館を後にした俺達は、エミリー達の日用品や服等や、アン達の日用品や武具を買う為に商業エリアに向かった。

 エミリー達は遠慮したが、俺の「開業祝いだ」で、渋々納得した。


 それと、Bランク直前だったアンは俺の噂は知っていたから、俺が噂の人物だと知って驚いていたよ。


「……こんなに若いなんて」

「驚いたか?」

「……はい。 それで、噂では魔境のモンスターを狩っていると聞いたのですが、本当ですか?」

「事実だ」

「信じられないわ」

「それなら、後で模擬戦をやろう」

「はい!」


 アンの言葉使いが綺麗なのは、生まれが貴族令嬢だったからだ。

 詳しく聞いていないが、悪役令嬢的な事が起きて実家から勘当されたらしい。


「「「……ハァハァ……」」」

「……とまあ、こんなもんだ」


 宿屋に帰った俺達は、宿屋の中庭を借りてアンと模擬戦をしたが、全く相手にならず、次はマルが参戦して、ジアも直ぐに参戦したが、3人同時に相手しても、俺は楽勝だった。


 当然だが、俺は実力の100分の1も出していないからな!


 翌日と翌々日で商業ギルドのギルドマスターからの講義も終わり、菓子職人からの講義は王城に居た時に終了している。

 まあ、商業ギルドのギルドマスターから教わる内容は、店の経営から始まり、商業ギルドとの付き合い方とか多岐に渡るからな。


 それから8日後に、エミリー達の店は無事に開業され、結構賑わっている。

 これなら大丈夫だろうと思った俺達は、エミリー達に別れを告げた。


「どうしても行くのですか?」

「ああ。 俺には絶対に達成させなければならない目的があるからな」

「……分かりました」

「それじゃあ……」

「待ってください!」

「エドナ、どうした?」

「託宣が降りました。 ライカさん達の出発は延期されるみたいです」


 託宣……つまり、神々からの連絡か。


 そして、このエドナの言葉を待っていたかの様に、俺達に近付く気配と魔力が有った。


「冒険者ライカ殿は居られるか!」

「俺が冒険者ライカだ」

「とある高貴な方からのご命令……いや、お願いである。

 我らと共に当城して欲しい」

「とある高貴な方とは3番目か?」

「……うむ」

「ソフィア」

「分かっているわ」

「ルシア」

「聞く必要が有る?」

「行こう」

「感謝する」


 俺は、エミリー達に別れの言葉を言った。


「頑張れよ」

「はい!」

「ええ!」

「うん!」


 ……そして、俺達は王城に向かうのだった。


 俺は王宮の応接室に居るのだが、俺以外のメンバーが物々しい。


 因みに、ソフィアとルシアは別室で待機中だ。


 自己紹介されたが、国王に宰相にエクレシア王女はまだ分かるが、近衛騎士団長に王国騎士団長に、近衛魔術士団長に王国魔術士団長が揃っていた。

 因みに、近衛騎士団と近衛魔術士団は王族が専属であり、指揮権も王族が持つ。

 そして、王国騎士団と王国魔術士団は宰相が指揮権を握っている。


「召喚に応じて貰い感謝する」

「感謝を受け取るが、何が有った?」

「「「「……!」」」」


 俺の国王に対する言葉使いに、両騎士団と両魔術士団の団長達の空気が重く冷たくなった。


「……良い」

「「「「は!」」」」


 空気が軽くなった。


「それで?」

「うむ。 実は……」




厳しくも温かいメッセージを待っています!

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