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……可愛い!

やっぱり、王城には……

 


洗浄クリーンを使って貰ったのに、においが取れてない気がするわ!」

「同じくー!」

「私も~!」


 3人の通過儀礼を見て、ソフィアとルシアは微笑んでいた。

 まあ、2人は「経験者」だしな。


 そんな事がありながら、俺達はゼタリウス王国の王都を目指していたが、残り1時間の距離まで来ていた。


「きゃあああーーー!」


 女性の悲鳴が聞こえた。


「嘘だろ!?」

「そんな事より、急ぐわよ!」

「あ、ああ」


 あまりにも手垢が酷い為に、最近では使われなくなった「目的地まで残り○○分で、女性の悲鳴」というテンプレが発生した。


「誰か救けてー!」


 到着してみると、盗賊共に囲まれた豪華な馬車という構図で、豪華な馬車の近くには騎士らしき者が赤い水溜りに倒れていた。


 何故、騎士らしき者が盗賊如きに負けているのか分からないが、とりあえず救ける事にした。


風撃弾エアバレット

「「「「「「「……がっ」」」」」」」

「「「「「何!?」」」」」

「もう、動けない筈だ」

「……拘束しろ!」

「「「「は!」」」」


 約20分後に、向こうの隊長らしき男が近付いた。


「危ない所を救けて頂いて感謝する!」

「適正な謝礼を払ってくれれば良いよ」

「そうか。 しかし、それだけでは、我々の面子に関わる。

 我が主に会ってくれないか?

 主自らお礼をと願っている」

「分かった」

「良かった。 来てくれ」


 護衛に騎士を使えるのは1種類しかいない。

 だから……


「我が主『エクレシア=ジール=ゼタリウス』第3王女殿下だ」

「初めまして。 危ない所を救けて頂いて感謝しています。

 この国の第3王女『エクレシア=ジール=ゼタリウス』です」

「冒険者ライカだ」

「同じく、ソフィアよ」

「同じく、ルシアだよ」

「バレリアです」

「パルマです」

「キャン!」

「シリウスだよ」

「エミリーです」

「リナスです」

「エドナです」


 自己紹介が終わった所で、お礼の「本題」が出た。


「正式にお礼がしたいので、私に付いて来て頂けませんか?

 それと、命の恩人ですから、公式の場以外なら敬語とかは無くて良いですわ」

「分かった」


 そして、俺達はエクレシア王女の馬車に追従して王都に入り、そのまま王城に直行した。


 因みに、俺とソフィアとルシアはエクレシア王女の馬車に乗っている。


「まさか、冒険者としてのソフィア様とルシア様に会うなんてね」

「知り合いだったのか?」

「隣国でしたから」

「そうだね」


 それはそうだな。


「それにルシア様」

「何?」

「その、冒険者と言うよりも平民の様な口調は?」

「……あははは」

「ルシアのコレが『素』なのよ」

「そうだったのですか!?」

「……まあね」


 2時間後に王城に到着した俺達は客室に通された。

 因みに、盗賊共の扱いだが、アジトの金銀財宝おたからを含めて目録を作成して、俺達の希望に沿って無用な物は金銭に変えて、全て俺達に譲渡される。


「「お久し振りです、エクレシア王女殿下」」

「久し振りね、バレリアにパルマ」

「エクレシア王女殿下のお心遣いに感謝します」

「まあ、ソフィアとルシアが冒険者の格好をしていましたからね」


 客室でゆっくりしていると、着替えたエクレシア王女が入ってきて、改めてバレリアとパルマが挨拶をした。


「キャン!」

「……可愛い!」


 その後は、俺達に何か用件が有ったかもしれないのに、エクレシア王女も「モフモフ」に沼り、シリウスを可愛がった。


「……は!」

「エクレシア王女?」

「こほん。 私が此処に来た用件をお伝えします」


 エクレシア王女が客室に来て約1時間後だった。


「どうぞ」

「用件ですが……」


 内容は、王女を守る騎士が盗賊如きに押されていた理由だった。

 どうやら、騎士達は痺れ薬を盛られたみたいで、薬効が抜けるまでは時間を稼ぐ意味でも防御に徹していたが、1人耐えられなかった。

 そして、実行犯は逃亡済みで、黒幕は調査中らしい。


「ですから、飲食には充分注意してください」

「分かった」

「それと……」


 エクレシア王女は、今後の予定を話すと退室した。


「とりあえず、皆は俺が許可したモノだけを口にしてくれ」

「分かったわ」

「分かったよ」

「「承知しました」」

「キャン!」

「「「分かりました」」」


 まあ、そっち系のスキルも有るから大丈夫だろう。

 しかも、高位能力ハイスキルになっていて、例え、俺の知らない毒であっても感知するからな。


 少し時間が経過すると、扉をノックする音が響く。


「どうぞ」

「失礼します」


 入って来たのは侍女っぽい人だった。


「エクレシア様からの指示で、皆様方の補助をいたします」

「久し振りね、エリルーナ」

「お久し振りです、ソフィア王女殿下」

「久し振り!」

「お久し振りです、ルシア様」

「知り合いか?」

「はい。 ソフィア王女殿下やルシア様が王城に滞在されている間の世話係をさせて頂いていました。

 エクレシア様も、知己の者の方が良いだろうと私が派遣されました」

「分かった。 よろしく頼む」

「お任せください」





厳しくも温かいメッセージを待っています!

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