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この為の王族みたいね

闘技場で行われるイベントは、最大級の娯楽です。

 


 闇ギルドといえども「必要悪」だと思っていたが、冒険者ギルドと商業ギルドが「良し」とするなら構わないか。


「分かった。 引き受けよう」

「良かった。 それと……」

「分かっています。 今回は他国の王族ものですが、私が代表を務めます」

「ありがとうございます、ソフィア王女」


 これで、領主側と冒険者ギルド側の両方から依頼を受けた事になったな。


 この異世界の闇ギルドは、一体何をヤらかせば、冒険者ギルド側から抹殺依頼を出されるんだ?


「……まあ、良いか」


 宿屋に戻ったソフィアとルシアは風呂に入り身体を洗い、シリウスに癒しを求めた。


「フカフカ~」

「モフモフ~」

「キャン!」


 ……数日後、大会は開催された。


「周りは冒険者や元騎士が沢山居るが、それでも判るもんだな」


 ……魔境まで行っているお陰で、空気が読める様になった俺は、闇ギルドの強者が何となく分かった。


「……3人か」


 ソフィアとルシアは既に貴賓席に直結している部屋に居るが、ルシアは表向きソフィアの侍女として居る。

 ルシアは、公爵令嬢として生まれ淑女教育を受けているが、中身が転生した日本人だから従者側の扱いを受けても大丈夫だ。

 まあ、侍女と言っても王女の侍女が平民に出来る訳が無いから運営側も、そこら辺は分かっているしな。


 俺は予選出場者として闘技場に立って説明を受けている。


「……始め!」


 説明も終わり、予選が開始された。

 試合形式は「バトルロワイヤル」で、闘技場は混沌としている中、俺や実力者に闇ギルドの3人は、向かってくる者を気絶させたり闘技場から落としている。

 因みに、運営側の人達が審査していて、敗北条件である気絶や場外になるとチェックされるから誤魔化せない。


「……終了! これから番号を言うから、言われた者は本戦出場者とする!」


 1時間後、大会開始のセレモニーが行われる中で、運営側はソフィアを王族とだけ伝えた。


 ……まあ、城塞都市とはいえ、地方の大会に王太子とかが、毎回来る訳が無いからな。

 観客席に居た人達も、それは分かっているみたいだ。


 そして……


「構え……始め!」


 俺の対戦相手は闇ギルドの3人の1人だ。

 日本の漫画等が築き上げた伝統を、完全に無視した組み合わせだ。


 対戦相手なのだが、右手に短剣を構えている。

 俺に対して、闇ギルドがどんな風に攻撃を仕掛けてくるか楽しみだ。


 ……当たり前と言えば当たり前だが、暗殺だけが得意ですって奴が出る訳が無く、対人戦が出来る奴だった。

 勿論、合間に暗殺術が入っているがな。


 当然、相手を殺した場合は失格になるが、異世界系ファンタジーに偶に出る発掘された古代装置……のお陰で、致死量の攻撃を受けると場外に転移され、致死量の攻撃が無かった事にされ試合終了だ。


 だから、自分から「隙」を作り誘っている。


「死ねぇ!」


 自分から作った「隙」だから、俺は軽々と相手からの攻撃を躱す。


「……な!?」

「残念でした」

「……がっ」


 俺は、魔境のモンスターが使うスキルで対戦相手の足を折る。

 これに因って、第5位階の「完全治癒パーフェクトヒール」か、それ以上の回復魔法じゃないと治らない様にした。

 冒険者ギルドから、闇ギルドを潰せと依頼を受けているから、対戦相手も対象に入る。


「勝者ライカ!」

「「「「「「「「「「うぉおーーー!!!」」」」」」」」」」


 こうして大会は進み、今日の試合は全て終了した。


「「「「準々決勝進出、おめでとう!」」」」

「ありがとう」


 因みにだが、対戦の組み合わせは、当日のくじ引きで決めるみたいで、理由は不正防止の為らしい。


 そして、そのくじ引きをするのがソフィアだ。


「この為の王族みたいね」

「……大変だな」

「面倒臭いよね」


 それで、明日の出場者だが……


「俺以外だと、闇ギルドから2人に、冒険者が3人に、元騎士が2人だな」

「冒険者よりも、元騎士の方が少ないのね」

「それは、元騎士は集団戦の方が慣れているからだろうな」

「そっかぁ」


 パルマ達侍女2人は、冒険者をする様になってからソフィアとルシアの食事量が増えて、この雑談用に準備された軽食は直ぐに食べ終わってしまい、その補充で忙しくしている。


 翌日、ソフィア王女のくじ引きで対戦相手が決まったのだが、俺vs闇ギルドの1人、元騎士vs冒険者、冒険者vs闇ギルドの1人、冒険者vs元騎士となった。


 俺の対戦相手の闇ギルドの者は、昨日の闇ギルドの者よりも強かったから左足と右腕を同じスキルで折り勝利し試合終了した。

 そして、もう1人の闇ギルドの者も冒険者を下して準決勝に進出した。


 2時間後の準決勝では、俺の対戦相手は元騎士であった為に、時間一杯使って「魅せる」試合をして勝利した。


 もう1人の闇ギルドの者は、優勝候補の冒険者を下して準決勝を勝利した。


 再び2時間後に、ソフィアの号令で決勝戦が開始された。


「試合……開始!」 

「「「「「「「「「「「「うおぉおーーー!!!」」」」」」」」」」」」


 対戦相手の闇ギルドの者は、開始の号令と共に攻撃を仕掛ける事はせずに、構えたまま動かないでいた。


「来ないのか?」

「……」




厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。


冒険者ギルドのギルドマスターなので、魔境のモンスターを狩る化け物Sランク冒険者であるライカの基本的な情報は覚えており、常に最新情報を更新されている為に、一緒にいる女性ソフィア=ソフィア王女なのも知っています。

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