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お前みたいなガキがなぁ~

食前、食中、食後、就寝前の方、ちょっと御注意ください。

 


「……そうだけど」

「……」

「2人は、何の為に此処に居る?」

「「……!?」」


 ……思い出したみたいだな。


「……そうだったわね」

「……ごめんなさい」

「分かったのなら良いよ。 さ、魔石を集めよう」

「……はい!」

「……うん!」


 こうして、ソフィアとルシアは、ゴブリンの魔石を取る時の悪臭を我慢しながら頑張った。 


「……ねえ、ライカ」

「ルシア、どうした?」

「もしかして……」

「正解」

「それなら……」

「見学までだ」

「……ケチ!」

「見学も無しにするか?」

「……むぅ」

「何を話しているのかしら?」

「この奥に、ゴブリンの集落が存在する」

「それで……」

「ソフィアはどうしたい?」

「……見学で我慢するわ」

「話は決まったな」


 こうして俺達は、この奥に存在するゴブリンの集落を潰しに向かった。


「ねえ、ライカ」

「何、ルシア」

「どうして、ゴブリンの集落が出来る程、ライカは放置していたの?」

「俺がしたら、対応出来る冒険者達の稼ぎが減るだろうから、無視してた」

「なる程ね」

「そっか」


 そんな会話をしながら奥に移動すると、ゴブリンの集落を発見した。


「見付けた」

「アレが、ゴブリンの集落……」

現実リアルだと醜悪だね」


 生ゴミが散乱していて、人族の身体(内臓も含む)の一部とかも、同じ様に散乱していた。


「さっさと終わらせてくる」

「行ってらっしゃい」

「頑張ってねー」

「……念の為に」


 俺は、念の為にソフィアとルシアに強力な結界を張った。


「過保護だね~」

「……ニガギル」

「ごめんなさい」

「行ってくる」


 ルシアの土下座というオチが付いた事で、俺はゴブリンの集落に向かった。


「……!? Gigyaー!」


 1匹のゴブリンが俺に気付くと、他のゴブリンも一斉に俺を見た。


「「「「「「「「「「「Gigyaaaーーー!」」」」」」」」」」」

「……風撃弾エアバレット


 向かって来るゴブリン全てを、俺が放つ風撃弾エアバレットに眉間を撃たれて屍になっていくし、この魔法の元になったリスペクト作品に倣い、6発撃ったら5秒間のインターバルを取っている。 


「……Gi……」


 そして、ゴブリンキングも眉間と心臓に風撃弾エアバレットを撃たれて倒れた。


 すると……


「凄まじい腕前だな」

「誰だ?」


 ゴブリンキングが居た小屋の裏側から現れたのは大剣を使う冒険者……の様な魔族だった。


 ……以前、遭遇した「ロンダーク」や「ファルサ」を思い出す。


「……魔王の下僕しもべか」

「……良く分かったな。 しかし、それを知った以上は覚悟するのだ……な!」


 その台詞せりふを口火に戦闘は開始された。


「なかなかヤるな!」

「……」


 ……こんなもんか?


 ロンダークやファルサと同格なら、それなりの強さの筈だ。

 勿論、格差は存在するだろうが……


「……弱い」

「……なんだと!」

「弱いって言ったんだよ」

「……楽に死ねると思うな! 先ずは後悔しろ!」


 奴は、離れた瞬間に魔力弾をソフィア達に向かって放った。


「……ちっ!」


 俺が、魔力弾を防ぐ為に動きを止めた隙を突き、奴は俺の後ろに廻り大剣を振り下ろす。


「……死ねぇ!」

「お前がな」

「……え……がぁ!」


 銃の真似をした右手を左脇腹から出して、風撃弾エアバレットを放つ。

 まあ、そんな事をしなくても、自身の向き等に関係無く360°の、何処からでも撃てるがな。


「……ぐぅ」

「もう一度聞く。 お前は誰だ?」

「オレ様は……」

「お喋りは良くないですよ」

「テメエは!」


 もう1人増えた!?


 ……でも、あっちの方が情報量が多そうだな。


「……鴨ネギ」

「は? ……ぎっ」


 拘束系の高位ハイスキル「聖銀縛鎖ミスリルバインド」で物理と魔法の両方で拘束するが、外見からは掛け離れた強度を誇る。

 真紅鱗竜クリムゾンドラゴンが、脱却出来なかった程だ。


「さて。 色々と吐いて貰おうか」


 ……約110分後に色々と吐かせて、ゴブリンの集落も合わせて「処理」した。


「待たせたな」


 俺は、ソフィア達を守る為の結界を解く。


「「……」」

「どうした?」

「ライカって、本当に強かったのね」

「今更だな」

「確かにね」

「それでも、先程までは私達の予想の範囲内だと思っていました」

「……怖いか?」

「いいえ」

「全然」

「そうか」


 俺達は、城塞都市シャアズナブルに戻ると、冒険者ギルドに行き、ゴブリンの集落が有って全滅させた事を伝えた。


「お前みたいなガキがなぁ~」


 俺の素性を知らないのか?


「……と、冒険者ギルドのギルドマスター以外は、お前の上辺だけ見て思うだろうな」


 知っていたか。


「それで何故、呼ばれたんだ?」

「実は、頼みたい事がある」

「高いぞ」

「分かっている。 中層どころか深層を越えて魔境のモンスターを狩る様な化け物に、端金はしたがねで頼むつもりは無い」

「それなら良い。 それで?」 

「実は……」


 話の内容は、闇ギルドの撲滅だった。


 ……範囲、広過ぎだろ!


「いや、この城塞都市だけで良いんだ」

「どういう事だ?」


 更に聞くと、数日後に控えている大会には王族の誰かが来るのが恒例らしい。

 今回は、向かう途中でトラブルが発生して、到着が大幅に遅れるみたいで、ハッキリ言って間に合わない。

 しかし、今回は運良くソフィアが居るから面子だけは保たれるが、闇ギルドに動きがあるとの情報を冒険者ギルドは手に入れた。

 でも、目的や、その目的の為の手段が一切分からない状態でいる為に、最終的な判断として闇ギルドの壊滅となった。

 それが出来る者が居る事が、最後の「一押し」になったみたいだ。


 ……つまり、俺だ。


「報酬だが、近隣の冒険者ギルドと商業ギルドから掻き集めた白金貨350枚で、どうだろうか?」





厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。

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