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この街に何時まで?

ボーイ・ミーツ・ガール?

 


 女性は、鞘に入れたままの剣を俺に向けた。

 周りを見渡したが、俺の周りには誰も居なかった。


「……俺?」

「そうよ。 この後、話があるから付き合いなさい」


 ……まあ、良いか。


「分かった」


 俺が、そう答えると女性は服装だけ綺麗なチンピラから武器と所持金を徴収した。


「さあ、行きましょう」

「あ、ああ」


 途中、武器屋に寄り徴収した武器を売り払った。


「銀貨4枚……まあまあね」


 綺麗な顔なのに、逞しいもんだ。

 因みに外見は、青髪碧眼で、髪は真っ直ぐで背中の真ん中辺りまであって、顔自体は綺麗系で、身体はモデル体型だ。


 重要な部位である胸部装甲は……厚い方だな。


 それで服装等は、白色を基本にしていて露出は控えめで、武装は薄い青系の騎士寄りで、武器はゴツい長槍とサブに長剣だ。


 その後、女性が案内した飯屋に入ると言った。


「好きなのを選んで」

「何故だ?」

「あの時、魔法で助けてくれたでしょう」

「気付いていたのか?」

「当然よ。 だから、お礼よ」

「……分かった」


 俺はステーキ系を選んで、女性も同じステーキ系を注文した。


 食べ終わると……


「改めてお礼を言うわ。 助けてくれてありがとう」

「どういたしまして」

「私の名前は『アリシア』で冒険者よ。貴方は?」

「同じ冒険者で、名はライカだ」

「その強さは高位ランクよね? C……は無いよね?

 Bランク? もしかしてAランク?」

「いや。 Gランクの新人だ」

「……え!?」

「冒険者になって、まだ10日も経っていない」

「……ウソよね?」

「事実だ」

「信じられないわ! その強さでGランクだなんて!」

「信じる信じないは、アリシアの自由だ」


 俺は立ち上がるとアリシアが慌てて止めた。


「待って! 話はまだ終わってないわ!」


 俺は、ステーキが美味しかった事を思い出して座り直した。


「私と組まない?」

「断わる」

「即答!?」

「それじゃ」

「待ってよ! 理由は?」

「足手まといだからだ」

「な!? こ、これでもBランク冒険者なのよ!」


 外見から予想される年齢なら凄いが、俺の最終的な目標は邪神討伐だ。

 その目標の難易度を考えれば、誰かと組むのは効率的ではない。


 だから……


「じゃあな」


 俺は、アリシアの制止を無視して飯屋を後にした。


 アリシアと分かれてから2週間が経過した。

 あれから、街の中で雑用を20件ほど消化して冒険者ランクが「E」となり、その後は街の外で薬草採取とモンスター討伐を並行して行い、昨日晴れて冒険者ランクが「C」になった。

 そして、今日も討伐したモンスターを冒険者ギルドに売って、外に出ると仁王立ちをして俺を睨む男が居た。


「酷いじゃないですか、ライカさん!」

「サーネストさん!?」

「あれからどれくらい日数が経ったと思っているんですか!」

「……あ!?」

「あ? まさか! 忘れていたのですか?」 

「あ、いや、その……」

「パルナなんて、最近はライカさんが来ないから、塞ぎ込んでいるんですよ!」

「分かった。 今から行こう」

「……分かりました」


 俺は、前世も合わせて久々に連行された気分で、サーネストさんと一緒に移動した。


「……ライカお兄ちゃんなんて、キライ」


 ……かなり心にクるな。


「お詫びに、沢山遊ぼう」

「……本当?」

「本当だ」

「それなら許してあげる!」


 宣言通りに、パルナちゃんと遊んだ。

 お馬さんになったり、夫婦ゴッコで、妻役のパルナちゃんに浮気がバレて詰め寄られたりした。


 因みに、パルナちゃんが、何処で「浮気」等の情報を仕入れたのか、怖くて聞けなかった。


「……ライカお兄ちゃん、浮気は許しません!」


 ……遊び疲れたパルナちゃんの寝言だ。 


 浮気ネタが、両親から仕入れていない事を願った。


「……やっと寝ましたか」

「サーネストさん?」

「次は、私に付き合って頂きますよ?」

「分かった」


 俺は、サーネストさんに案内され、サーネスト商会の店内に入った。


「パルナを待たせた分を引いて、全商品を4割引きで提供します」

「因みに、パルナちゃんを待たせなかったら?」

「……6割引きです」


 いや、4割引きでも引き過ぎだからな、サーネストさん!


 そんな訳で、俺は4割でも引き過ぎだと言ったが、がんとして譲らなかったから、諦めて店内の物色を始めた。 


 ……とりあえず、サバイバルライフに必要な物品を中心に買っていった。


「……合計で、金貨8枚と大銀貨9枚と銀貨3枚になります」


 支払いが終わるとサーネストさんが言った。


「ライカさん。 この街に何時まで?」

「まだ決めていないが、定住する気は無い」

「……分かりました」


 そう言って俺は、サーネスト商会を後にした。


「やっぱり、邪神ガルクリブに関する情報はあまり無かったな」


 多分、それなりの情報となると、やはり王都が一番だろうな。

 それに、邪神ガルクリブを信仰する教団とかが存在するかもしれないから、そこら辺も注意しないといけないな。


「明後日ぐらいに旅立つかな」 


 そんな事を独り言で呟いた翌日に、冒険者ギルドに以前討伐した上位モンスターを買取して貰おうと向かった。


「……あれ?」


 冒険者ギルドの中は騒然としていたから、受付嬢に聞いてみた。


「何か有ったのか?」

「実は……」


 話の内容が、アリシアを含む高位ランク冒険者数人が行方不明になっているらしい。





厳しくも温かいメッセージを待っています!

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